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有名インド料理ダバインディアが閉店!驚きのニュース3連発!

高木それと東京都のカレー担当/グルメライター

東京でカレーにハマりはじめて最初にたどり着くカレー店といったら「ダバインディア」じゃないだろうか?僕はまさにダバインディアでした。当時は600円前後のカレーしか食べたことがなかった大学生の時、カレー通な気分で興味本位で訪れたダバインディアのディナーのミールスの金額には驚いたものだ。それから数年、、いや十数年経ち、、、ダバインディアの最後を見届けるとは思わなかった。まずは、そのニュースと、そのあとに食べ納めに行った日のことをここに残させてもらいます。

2023年4月2日を持って閉店するダバ インディア

ダバインディアとしての営業は終了となる
ダバインディアとしての営業は終了となる

「八重洲地区再開発のため、2023年4月2日(日)をもって閉店することとなりました」と貼り紙が貼られ、Facebookでもお知らせがありました。

そして嬉しい新店舗ニュースが一気に2つも!

寂しいお知らせだけではありません。ダバインディアとしての営業は終わりますが、なんとダバインディア銀座一丁目のグルガオンに続く姉妹店として2つの店舗が御茶ノ水と、飯田橋にオープンするというニュースも同時に発表されました!

Indian Street food & Bar GOND(ゴンド)

『Indian Street food & Bar GOND(ゴンド)』を5月ゴールデンウィーク明けごろに御茶ノ水にオープン予定。デカン高原の生命力が溢れる民族アート“ゴンド画”に由来し、下町の屋台料理や南インドのミールスも提供されるとのことです。

ダバインディア、銀座のグルガオンに続く姉妹店として『Indian Street food & Bar GOND(ゴンド)』を御茶ノ水にオープンされるそうです。

2023年5月12日オープンしたので行ってきました!
ダバインディアを継ぐインド料理店ゴンドが御茶ノ水にオープン!

Indian Street food & Bar GOND

南インド料理Tokyo バワン

約一年前にダバインディアを円満退職された店長の柳谷氏が独立開業することとなり、タミルナードゥ州出身のダバインディアのコックをシェフとし、飯田橋で『南インド料理Tokyo バワン』を4月中頃にオープン予定とのこと。

※工期の関係でオープンがずれることもあるそうなので、サイトをチェック!

ひとつの時代が終わり、また新たな場所でダバインディアの味を継ぎ、変化させていく時代が始まるわけですね。そして伝説へ・・・と言いたくなるのは僕が40代だからでしょうか。

ダバインディアはこれで食べ納め!ランチミールス!

早朝のダバインディア前
早朝のダバインディア前

最終週の始まりの月曜日9時50分ごろ、張り切って店前にいくとまさかの一番乗り。一瞬休みの日かと焦ったが、店内ではスタッフが準備を進めている。10時30分には30人ほど、11時にはビルを折るように長蛇の列ができていた。

ざっと60人くらいだろうか
ざっと60人くらいだろうか

11時15分 ダバインディアのオープン

本日のランチのカレー
本日のランチのカレー

開店の少し前に、本日のランチのカレーの内容が書かれた黒板が出される。思わずみんな写真を撮っていた。ダバインディアのカレーは辛口、中辛、マイルドと3種に分かれていて、今日はジーラチキン、マトンキーマ・紅芯大根ミックス豆とキャベツだった。

ランチのメニューは4種類から
ランチのメニューは4種類から

ドーサランチが気になったのですが、カレーはひとつしか選ぶことができないので、ドーサは諦めてCのランチミールスのカレー3種にしました!

ランチミールス

ランチミールス(税込1,400円)
ランチミールス(税込1,400円)

ランチミールスはカレー3種、サンバルカレー、ラッサムスープ、パトゥーラ、パパド、ライスがワンプレートになっているメニューです。一番盛りだくさんメニューなので食べ納めにはふさわしいメニューかもですね。ライスはおかわりもできます。

ジーラチキン(辛口)

大きなチキンが入ってました
大きなチキンが入ってました

クミンや、カルダモンが香るスパイシーなジーラチキン。これはサラサラ系なのでライスに合うカレー。少し辛口なので体温まるカレーでした。

マトンキーマ・紅芯大根

マトンキーマ・紅芯大根
マトンキーマ・紅芯大根

これは一番好みでした!ごろごろの粗挽きのマトンがとても味わい深いのに、ココナッツのクリーミーなグレイビーのまろやかさと組み合わさると濃厚さが数倍上がる印象。ライスにもパトゥーラにもとても合う一品。

ミックス豆とキャベツ

ミックス豆とキャベツ
ミックス豆とキャベツ

ダバインディアといえば、このダール系はマストです!数種類の豆が形は残っているのに、口の中で崩れていく食感がたまらなく、味わい深い優しい味でした。

はじめてこの壁を見た時はきれいで驚きました
はじめてこの壁を見た時はきれいで驚きました

ラッサムカレーとサンバルスープ

ラッサム
ラッサム

サンバル
サンバル

ラッサムはツンと来る酸味がたまらなく濃厚!サンバルも野菜とスパイスの旨みが凝縮されたスープでどちらもそのままでも美味しいし、他の3種のカレーと合わせて食べるのも楽しかったです。

つるつるに滑る店内の床もダバインディアの特徴
つるつるに滑る店内の床もダバインディアの特徴

パパドとパトゥーラもおいしかった

パパドとパトゥーラ
パパドとパトゥーラ

パパドはそのまま食べるのもいいし、細かく割ってライスやカレーにふりかけて食べます!僕は断然ふりかけスタイル!カレーがよりジャンクになるので好きなんです。そして、ダバインディアでドーサと並んで食べたいのがパトゥーラ。ナンの記事を円形に揚げたもので、これが香ばしくて美味しいんです、もちもちですよ!

手のひらぐらいあるパトゥーラ
手のひらぐらいあるパトゥーラ

締めに名物のホットマサラチャイをいただきます

マサラチャイ
マサラチャイ

カレーに夢中で写真を取り忘れちゃいましたが、スタッフさんが持ってきたチャイを2つのシルバーで高いところから落とすようにチャイを注ぎ泡立ててくれます。高温だったチャイが適温に冷め、口当たりまろやかなチャイに気持ちが落ち着きます。

最後のダバインディアを食べ終えて

ランチミールス
ランチミールス

20代の頃、はじめてダバインディアを訪れた時はまだミールスという言葉も知らず、教えてくれたのはダバインディアでした。当時はディナーのミールスが1,800円だったと記憶してますが、カレーなのに!?と驚いたまだ若造でした。その時に食べたインドのアイス「クルフィ」もとても好みで忘れることのない味です。

キッチンは大忙し!ありがとうございます。
キッチンは大忙し!ありがとうございます。

それから19年がたって、閉店のお知らせを聞き、当時の思い出の答え合わせをするかのような時間でもありましたが、久しぶりに食べたダバインディアはやっぱりおいしかったです。ダバインディアで修行されて独立されたお店もいくつかありますし、4月以降オープンする2店舗も確実にダバインディアの系譜となるわけですから、またそのお店とともにカレーを食べ続けようと思います。

印象的なブルーの店内を目に焼き付けた
印象的なブルーの店内を目に焼き付けた

2023年4月2日まで!間に合うなら行ってほしい!

この記事を執筆し、公開しているのは最終週です。ディナーは予約で埋まっているそうですが、ランチは予約をとっていないので、行けば食べることができます!店内も広く一度に50人近く収容できるお店なので、回転もいいはずなので、ぜひ行ってみてほしいです。

行列は途絶えることがない
行列は途絶えることがない

記念にショップカードも。
記念にショップカードも。

ダバ インディアの店舗情報

※2023年4月2日(日)のランチ営業までで閉店
※お店の情報ではディナーは予約で最終日まで埋まっているとのこと。

店舗名:ダバインディア
住所:東京都中央区八重洲 2-7-9 相模ビル 1F
営業時間:[月~金]11:15~15:30(L.O.15:00)/17:00~21:30(L.O.21:00)
[土・日・祝]11:30~15:30(L.O.15:00)/17:00~21:30(L.O.21:00)
定休日:なし
http://dhabaindiatokyo.com/

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東京カレーマガジン

東京都のカレー担当/グルメライター

東京都のカレーブログ『東京カレーマガジン』を運営。「行動範囲で無理なくカレーを食べる」をモットーに東京を中心に食べ歩いている都内在住のライター。「カレー ブログ」で検索1位!フォローしておくと都内のカレー情報で出かけたくなります!

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