東京カレーマガジンの高木です。時折、妻が「カレー買ってきたから、食べてみて」とこれを題材に記事を書いてみるがよい・・と、カレーを買ってきてくれます。どうやら応援されているようです。

ということで、家族の時間もカレーが食べられる幸せ。

今回はカレーといえばの【無印良品】の何十種類もあるカレーの中から「南インドのカレーセット」と「北インドのカレーセット」を食べて比べてみようと思います！

【無印良品】南インド・北インドカレーセット

そもそも、よく南インドカレーとか、北インドカレーとか聞くけど、なにがどう違うんだろう？って思いますよね？そんなこと気にしてないって？

そしたら、この機会に簡単にポイントおさえつつ、商品の中身と一緒にご紹介！

なんで南と北インドって分かれ方をしているのか？

まず、なんで南インドとか、北インドと分かれているかということからなんですが、インドって地域によって、気候も違うし、文化や、採れる食材が違うために、自然と料理にもそれぞれの食文化が取り入られるようになったわけです。

日本でも関西と関東でうどんやおでんの味が違うとか言いますよね、それと同じ感覚だと思ってください。

南インドカレーの特徴

南インドカレーの絶対的な違いは、南インドにはお米の食文化が強いという点です。みなさんも「ミールス」という言葉は聞いたことあるんじゃないでしょうか

ミールスというのは日本でいう「定食」という意味で使われています。ご飯を中心に、ラッサムという辛くて酸味のあるトマトベースのスープや、数々のおかず、そして味噌汁的な立ち位置で豆を使ったサンバルもあります。あとは使う油も違います、南インドではココナッツが採れるのでココナッツ油や、ココナッツミルクを使った料理も多いです。植物性由来の料理が多くて、スープのようなとろみの多いカレーがよく見られます。

北インドカレーの特徴

さて、続いて北インドカレーの特徴ですが。

北インド料理は、ギーという無塩発酵バターを煮詰めて、水分やタンパク質、糖分などを取り除いた高純度のオイル、バターや生クリームなどの乳製品やナッツを使ってじっくり煮込む料理が多いので、比較的濃厚な味わいの料理が多いです。こう聞くと男性が好きそうな味が多いかもですね。逆に南インドはヘルシーで女性向けかも。

そして南インドの主食はお米と言いましたが、北インドは小麦がよく採れるので、小麦粉を使ったみなさんもご存知の「ナン」をはじめ、「チャパティ」「プーリー」「ローティー」「パトゥーラ」とたくさんの種類のパン文化があります。

みなさんもバターチキンカレーといえばナンでしょ！というイメージがあるんじゃないでしょうか

無印良品の南インドのカレーセット内容

• チキンウップ
• ラッサム
• かぼちゃのオーラン

順番間違えちゃったのですが、上記の写真だと一番左がかぼちゃのオーランです。

かぼちゃのオーラン

かぼちゃのオーランは、ココナッツミルクベースなのでとっても甘めです。よくココナッツミルクと瓜とかで作られることが多いスープカレーですが、無印のはかぼちゃで作られています。まろやかなスープにほっくりとした甘いかぼちゃがとても合います。甘すぎるという人は、次に紹介するラッサムを混ぜて食べてみるのもいいかも。

辛くて酸味のあるラッサム

南インドで日常的に飲まれているスープのひとつで日本だと味噌汁がぴったりな感覚かも。ベースは トマトに独特のさわやかな酸味を持つタマリンドという果物が中心で、そこに黒胡椒やにんにくを加えた酸味があってすっぱくも辛くもあるという料理。僕はラッサムはいろんなカレーに混ぜわせて食べるのが好きです。これはしっかり辛くて、何も知らずに食べる人はびっくりしちゃうんじゃないかってぐらい。無印良品の本気を感じます。

チキンウップ

チキンウップは鶏肉を使ったカレーで、ウップというのは塩という意味です。さらっとしたスープに、塩味の聞いた鶏肉がご飯進みます。

無印良品の南インドカレーセットは、塩気のあるチキンウップに、甘いかぼちゃのオーラン、そしてどちらにもアクセントをつけてくれるラッサムで構成されていました。

無印良品の北インドのカレーセット内容

• サグアールー
• チキンパンジャビー
• ダールマッカ二ー

サグアールー

サグといえばほうれん草！というイメージは日本でも定着しているんじゃないでｄしょうか。サグチキンとかよくメニューで見ますよね。サグアールーという料理ほうれん草とジャガイモをあわせた料理で、もったりとした質感のカレーに、ほうれん草の香りが特徴的です。これがまたナンとかと抜群にあうんです。

もちろんナンも無印良品で買い揃えています

チキンパンジャビー

チキンパンジャビーのパンジャビーは北インドのパンジャブ州の名前です。トマトや乳製品が多く使われている地域で、バターチキンをトマトベースに作ったような食感です。酸味があって、ちょっぴり辛いです。これもナンとの相性もいいですが、ご飯にも合うと思います。

ダールマッカ二ー

ポール・マッカートニーのような響きですが、ダールマッカ二ーです。これはひよこ豆とトゥールダルという２種類の豆が使われていて、さらにカシューナッツやバターも使われていて実はとってもリッチなカレーです。というのも、昔は宮廷料理として親しまれていたようです。スパイスも多く使われていて、特別な一品だったのかもしれません。

僕は豆カレーはスプーンでぱくぱくと食べるのが好きです。

結論！【無印良品】南インド・北インドカレーセットはとても楽しめてお得だった！

1セットで590円で3種類のカレーが入ってて、南と北の両方買っても1,180円、ナンを加えても1,500円以下！でこのバラエティ豊富でクオリティも高いカレーがおうちで！家族でもシェアしながら、「どれが好みだったー？」なんて会話も生まれて楽しい時間でした。

無印良品のカレーは豊富すぎて、全部は食べ切れないですが、また気になったカレーがあったら食べてみようと思います。

今回の撮影で、ちゃんとカレーいれる容器を買おうと思いました（笑）

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