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ワーケーションで滞在したい「海の温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

海の波音を聞いているだけで心が落ち着いてくるーーというのは筆者だけではないだろう。仕事やプライベートでストレスがたまっているときほど海に行きたい衝動に駆られる人も少なくないはず。

海が見える自然豊かな環境でワーケーションをしたいというニーズも高い。マリンスポーツや釣りなどを趣味にもつ人であれば、バケーションも充実するはずである。

そこで「温泉ワーケーション」で滞在したい海の近くの温泉地を5つ紹介したい。

①湯の川温泉(北海道)

函館の海岸沿いに湧く温泉で、20弱の温泉宿が軒を連ねる。名物のイカ刺しをはじめ海の幸が豊富。海だけでなく、観光スポットにも事欠かないので、バケーションを充実させたい人におすすめ。源泉かけ流しの宿は約半数なので吟味が必要となる。函館空港から徒歩圏内というアクセスのよさも魅力。

②土肥温泉(静岡県)

明るく賑やかな東伊豆に比べて、西伊豆には素朴で静かな温泉地が並ぶ。そのひとつ、土肥温泉は若山牧水をはじめ文人墨客にも愛された温泉地。夕陽の名所でもある。仕事で疲れたら、海岸線を散策したり、共同浴場で癒されたりするのもいいだろう。

③南紀白浜温泉(和歌山県)

全国の自治体に先んじてワーケション誘致に取り組み、いまや「ワーケーションの聖地」として名高い温泉地。白砂のビーチや海による侵食がつくりだす景勝地、パンダで有名なアドベンチャーワールドなど観光地としての見どころがたくさんある。温泉が豊富なこともあり、宿泊施設が多く、ニーズや予算に合わせて宿選びができるのも魅力。

④小浜温泉(長崎県)

雲仙国立公園の西麓、橘湾に臨む風光明媚な温泉地。海沿いに十数件の宿があり、素泊まりから対応している旅館もある。夕陽の名所として知られ、海に面した露天風呂や日本一長い足湯なども気分転換には絶好のスポット。

⑤別府温泉郷(大分県)

日本一の温泉都市である別府は、海にも山にも近いのが魅力。海岸線に近い旅館にはオーシャンビューの湯船を備えるところもある。また、温泉の湧く砂浜に埋まって汗を流す「砂風呂」なども体験できる。海に近い土地柄、海鮮も美味。別府八湯の中では、「別府」「浜脇」「亀川」が特に海に近い。市街地の中に温泉があるので、長期滞在でも便利。

高橋一喜|温泉ライター

386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3800超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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