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ひとり旅が最高! ソロ温泉におすすめしたい「北海道の温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

日本列島は毎日厳しい暑さが続くが、北海道は比較的過ごしやすい気候だ。

今の時期、30度を超える日はほとんどなく、30度を超えることがあっても、湿気のじめじめとは無縁なので、そこまで暑さは苦痛ではない。

そんな今の北海道は、旅をするにはベストシーズンである。

そこで今回は、ソロ温泉(ひとりでの温泉旅)で訪ねたい北海道の温泉地を紹介したい。

カルルス温泉(登別市)

登別温泉から車で15分ほどの山あいにひっそりと湯けむりをあげる温泉地。登別温泉は外国人観光客でにぎわっていて一人旅は肩身が狭いが、カルルス温泉は静寂に包まれている。数軒の宿以外には自然しかないが、ひたすら良質な温泉につかり、おこもりするには最適。鈴木旅館には長期滞在者向けの湯治プラン(三食付き)もある。

トムラウシ温泉(新得町)

北海道のど真ん中に位置する一軒宿「東大雪荘」。日本百名山トムラウシ山登山の拠点である。日常から隔絶された大自然の中で、道のりの途中からはダートを走る。静かな時間を過ごしたい人には最適。山奥の秘湯であるが、部屋や温泉設備はキレイでしっかりしていて、渓流沿いの露天風呂は絶景である。

利尻島・礼文島(利尻町・利尻富士町・礼文町)

北海道の北部に位置する自然豊かな離島。特にシンボルである利尻富士は圧倒的な美しさで、訪れる人を魅了する。火山帯に属しているため、利尻島・礼文島ともに温泉が湧く。利尻島には「利尻富士温泉」と「利尻ふれあい温泉」、礼文島には「うすゆきの湯」というすばらしい温泉がある。温泉も魅力だが、滞在中は登山や海の幸など島の大自然も堪能したい。アクセスは大変だが、わざわざ訪ねる価値がある。

洞爺湖温泉(洞爺湖町)

サミットも開催された洞爺湖は北海道を代表する観光地であると同時に、源泉豊富な温泉地でもある。洞爺湖を望む風景はどこを切り取っても絵になる。湖畔には温泉旅館が並び、湖を望む絶景露天風呂もあるが、キャパシティーが大きいゆえに、源泉の質が多少落ちる宿もある。源泉にこだわりたい人は、小規模な宿を選んだほうがいいだろう。飲食店やコンビニもあるので、素泊まりでの滞在も可能だ。

帯広温泉(帯広市)

実は帯広駅周辺は、温泉ツウにも評判なモール泉が湧くエリア。ビジネスホテルや銭湯も天然温泉だ。観光スポットにもアクセスしやすく、飲食店なども選び放題。近くにある温泉銭湯「アサヒ湯」はモール泉の最高傑作。温泉好きなら、ぜひ近隣の湯めぐりを愉しんでほしい。

高橋一喜|温泉ライター

386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3800超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信中

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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