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38度以下が気持ちいい! 猛暑日に入りたい「ぬる湯の温泉」10選

高橋一喜温泉ライター/編集者

日本列島を猛暑が襲っている。

「暑い日に温泉など入りたくない」という人が大半だと思うが、温泉の中にはひんやりと気持いい「ぬる湯」もある。特に38度以下の温泉は、夏はずっと入っていられるくらい快適だ。

そこで今回は、38度以下のぬる湯が楽しめる、猛暑日にぴったりの温泉を紹介したい。

丸美ヶ丘温泉ホテル(北海道)

帯広にある温泉。2つの源泉がそれぞれかけ流しにされていて、ぬる湯の源泉は約38度。モール泉の極上湯。

谷地温泉(青森県)

日本三秘湯に数えられる八甲田山中の温泉宿。上の湯と下の湯の2つの源泉があり、下の湯は38度のぬる湯。新鮮な湯が味わえる足元湧出泉でもある。

磐梯熱海温泉・湯元元湯(福島県)

開業から100年以上の日帰り温泉。建物は年季が入っているが、湯は本格派。30.9度 の源泉がどかどかとかけ流し。熱湯との温冷交互浴も楽しめる。

正徳寺温泉・初花(山梨県)

果樹園の中にポツンとある日帰り温泉。内湯には33.9度の源泉がそのままかけ流し。一度つかると出られなくなる気持ちよさ。併設された食事処では、本格的なうなぎ料理を楽しめる。

山口温泉(山梨県)

ぬる湯、泡付きのメッカである甲府の温泉。36.2度の湯がかけ流し。体温とほぼ一緒なので、湯と体の境目があいまいになる感覚を楽しめる。全身に気泡がつく、個性的で新鮮な源泉である。

栃尾又温泉(新潟県)

宿泊した人のみが入浴できる共同浴場。約36度の源泉は湯との境界があいまいになる不感温度。1時間は平気で入浴していられる。飲泉も可。

郷緑温泉・郷緑温泉館(岡山県)

岡山県の湯原温泉のエリアには「ぬる湯」が多い。こちらもそのひとつ。約34度の湯は湯底からぷくぷくと湧いてくる足元湧出泉。すっぽん料理が名物なので、夏バテにも最適。

三瓶温泉・亀の湯(島根県)

素朴な共同浴場に、湯船がひとつ。そこに37.6度の茶褐色の濁り湯がかけ流しにされている。鄙びた雰囲気もすばらしい、後世に残したい湯。

長湯温泉・ラムネ温泉館(大分県)

42度と32度の2つの源泉をもつ日帰り温泉。特に露天風呂に注がれる32の源泉は日本屈指の炭酸泉。まるでお地蔵さんのように湯につかっている人が多数。温泉街のシンボル的存在であるガニ湯も「ぬる湯」。丸見えなの露天風呂なので少し恥ずかしいけれど、湯はすばらしい。

湯川内温泉・かじか荘(鹿児島県)

上の湯と下の湯の2つの浴室があり、いずれも38度前後の透明湯が足元から自噴している。いつまでも入っていられる心地よさで、ダメ人間になりそうなレベル。

高橋一喜|温泉ライター
386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3800超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信中

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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