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ひとり旅でふらっと訪ねたい! 「関西の日帰り温泉」5選【源泉かけ流し】

高橋一喜温泉ライター/編集者

一気に気温が下がり、肌寒い季節になってきた。

温泉シーズンの到来である。

ゆっくり宿泊する時間がないなら、気軽に出かけられる「日帰り温泉」がおすすめだ。

そこで今回は関西の日帰り温泉を5カ所紹介したい。

花山温泉(和歌山県)

和歌山市の市街地にある一軒宿。成分の濃い炭酸泉が有名で、赤茶色の濁り湯とそれがつくりだす析出物のインパクトがすごい。温泉好きにとって憧れの名湯である。日帰りでふらっと訪ねてもいいが、2食付きプランは1万円台から。ゆっくり宿泊して名湯を楽しむのもよい。

宝乃湯温泉(兵庫県)

名湯宝乃湯は、兵庫県宝塚市の市街地にあるスーパー銭湯。キレイな外観やバラエティあふれる湯船が並ぶ浴室は、スーパー銭湯そのものであるが、温泉は凄まじいほどの個性派。黄金色の濁り湯は海水以上に濃い塩化物強塩泉で塩辛い。源泉の質は名湯・有馬温泉にも負けていない。

椿温泉(和歌山県)

近くの白浜温泉の陰に隠れがちだが、pH9.9の良質なアルカリ性の源泉が自慢の小さな温泉地。海岸線に数軒の宿と温泉施設のある道の駅が並ぶ。道の駅にある日帰り温泉「椿はなの湯」は、31度の冷泉がそのままかけ流しにされ、加温湯との交互浴を楽しめる。周囲は風光明媚な観光地なので、海に癒されたい人にもおすすめ。

つかしん天然温泉(兵庫県)

「湯の華廊」は、尼崎市のショッピングセンターの敷地にあるスーパー銭湯。街中にある温泉施設とは思えないほどクオリティが高い。30人くらいは入れそうな露天岩風呂は、黄金色の濁り湯がかけ流し。強烈な塩辛さとパンチのきいた湯の色は存在感抜群。一人用の壺湯はおひとさまにぴったり。

湯村温泉(兵庫県)

兵庫県の日本海側に位置する山の温泉地。NHKドラマや映画『夢千代日記』の舞台として知られる。98度の源泉が湧き出す「荒湯」を中心に大小の旅館がひしめく。人気の温泉地であるが、城崎温泉よりも混雑は少なく、源泉の質も高い。温泉街の雰囲気を味わいたい人におすすめ。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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