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ふらっとひとり旅! 東京からアクセスしやすい「ソロ温泉」向きの温泉地5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

「仕事に疲れた」「人間関係から距離をとりたい」「非日常の世界でリラックスしたい」……

思い立ったら気軽にひとりで旅に出られるのが、ソロ温泉の魅力である。

そこで、東京からアクセスしやすい温泉地に絞って紹介したい。なお、移動時間の目安は「公共交通機関で約2時間」とする。

湯村温泉(山梨県)

新宿駅から特急で甲府駅下車(90分)。甲府駅からバスで15分。甲府の市街地に混在する小さく静かな温泉地。「信玄の隠し湯」や太宰治が滞在した温泉としても知られる。歓楽街はないので、静かな時間を過ごすことができる。ぬるめの湯で、ゆっくりと長湯をするのに向いている。宿は10軒弱。

伊東温泉(静岡県)

東京駅から特急で約105分。全国屈指の源泉湧出量を誇る東伊豆の名湯。熱海や箱根よりも移動時間は長くなるが、それほど混雑もしていないので、ソロ温泉には向いている。源泉かけ流しの宿も多く、共同浴場の湯めぐりも楽しい。東海館をはじめ文化y的な観光スポットや飲食店が多いのも魅力である。駅前に飲食店が充実しているので、宿は素泊まりにして、食事は外で地元の海産物などに舌鼓を打つという手もあり。

下諏訪・上諏訪温泉(長野県)

新宿駅から上諏訪駅まで特急で約130分。特急を使えば乗り換えなしで到着する。諏訪湖のほとりには湖を望む宿が並ぶ「上諏訪温泉」と、昔ながらの宿場町風情を残す「下諏訪温泉」があるので、好みに合わせて選ぶといいだろう。源泉が豊富で共同浴場が多いのも魅力。

越後湯沢温泉(新潟県)

東京駅から新幹線で約70分。新幹線に乗り込んで駅弁でも食べていたら、すぐに到着する距離。しかも、駅を降りたら徒歩圏内に温泉宿が点在する。飲食店やコンビニなどが並ぶので、宿は素泊まりという選択も可能だ。共同浴場の「山の湯」や川端康成ゆかりの宿「高半」は泉質が特にすぐれている。

飯坂温泉(福島県)

東京駅から福島駅まで新幹線で100分。飯坂電車に乗り換えて約20分。飯坂温泉の終点に温泉街が広がる。市街地にある温泉なので、飲食や買い物にはあまり困らず、素泊まりという選択肢も可能だ。風情のある小さな旅館から大型旅館まで数多くそろうので、自分の好みや目的に合わせて選ぶといいだろう。鯖湖湯をはじめ共同浴場が充実しているのも魅力。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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