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まだ間に合う! 「紅葉が美しい関西の温泉地」4選

高橋一喜温泉ライター/編集者

気温の高い日が続いていたが、全国的に急激に冷え込み、秋と冬が一気にやってきた感がある。いよいよ温泉シーズン到来だ。

今が旬の紅葉を愛でながら温泉で癒やされてはいかがだろう。

関西エリアでは、まだまだ紅葉を楽しむことができるところも多い。そこで、紅葉が美しい関西の温泉地を4カ所紹介したい。

城崎温泉(兵庫県)

関西を代表する温泉地のひとつ。温泉街が形成される大谿川沿いには柳の木が並び、その景観は温泉情緒を高めてくれる。紅葉スポットとしておすすめは、温泉街から延びるロープウェイ。山頂から見渡す山々と温泉街の眺望は、紅葉シーズンならではの絶景だ。

十津川温泉郷(奈良県)

十津川温泉、湯泉地温泉、上湯温泉という3つの温泉地で構成される「十津川温泉郷」。紀伊半島の中央部、深い山間部に位置し、アクセスするのは大変だが、どの温泉施設も源泉かけ流しのすばらしい湯が楽しめる。土地柄、山に囲まれているので紅葉狩りにはもってこい。

湯村温泉(兵庫県)

兵庫県の日本海側に位置する山の温泉地。NHKドラマや映画『夢千代日記』の舞台として知られる。98度の源泉が湧き出す「荒湯」を中心に大小の旅館がひしめく。周辺には温泉街を一望できる高台にある「清正公園」など紅葉スポットも多数。

有馬温泉(兵庫県)

関西を代表する歴史ある名湯。赤茶色に濁る「金泉」は、日本屈指の成分量を誇る濃厚湯。坂道に旅館や商店、寺社が並ぶ温泉街は散策するのも楽しい。なかでも瑞宝寺公園は、約2000本のモミジとカエデで彩られる紅葉スポット。有馬温泉を愛した太閤秀吉が「いくら見ていても飽きない」と称えた庭は、紅葉シーズンこそ訪れたい。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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