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まだ間に合う! 「紅葉が美しい九州の温泉地」4選

高橋一喜温泉ライター/編集者

気温の高い日が続いていたが、全国的に急激に冷え込み、秋と冬が一気にやってきた感がある。いよいよ温泉シーズン到来だ。

今が旬の紅葉を愛でながら温泉で癒やされてはいかがだろう。

九州エリアでは、まだまだ紅葉を楽しむことができるところも多い。そこで、紅葉が美しい九州の温泉地を4カ所紹介したい。

黒川温泉(熊本県)

阿蘇山の北、南小国温泉郷の温泉地。渓谷に沿って30軒弱の和風旅館が建ち並ぶ山間の温泉で、複数の宿に入浴できる入湯手形が人気を集めている。多くの宿が雑木林に囲まれた露天風呂をもち、紅葉シーズンには赤や黄色に色づいた木々を見ながら入浴できる。山みず木、旅館山河のほか、多くの宿で紅葉の絶景を楽しめる。例年11月上旬~11月下旬。

筌の口温泉(大分県)

人気観光スポットである「九重夢大吊橋」の近くにある筌の口温泉。すばらしい共同浴場もあるが、紅葉が美しいのは「旅館新清館」。明治35年創業の老舗宿で、森の中にある露天風呂では、森林浴とともに紅葉狩りを楽しめる。鉄分を含む褐色のにごり湯とのコントラストも見事。

壁湯温泉(大分県)

旅館福元屋は、川沿いにある天然の洞窟風呂が名物。体感で38度ほどのぬるめの源泉が湯底の岩の間からぷくぷくと湧き出している。川のせせらぎも心地よく、ずっと入っていられるほどの気持ちよさ。紅葉シーズンは周囲の木々が色づき、紅葉温泉をゆっくり堪能できる。

岳の湯地獄谷温泉(熊本県)

穴場の名湯が湧く「わいた温泉郷」のひとつ。日帰り施設「地獄谷温泉裕花」は家族湯中心だが、男女別の露天風呂も利用できる。雑木林に囲まれた広々とした岩風呂は、ぬるめの透明湯が掛け流し。ほんのりと硫黄が香る塩化物泉だ。湯船を覆うように茂るカエデなどの落葉樹が、秋の風景を演出してくれる。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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