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ひとり旅へGO! ソロ温泉で訪れたい「山の温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

都会では味わえない開放感、雄大な風景、新鮮な空気……。山の上にある温泉にやってくると、爽快な気分になる。

そんな大自然に囲まれた温泉地で、ひとりで温泉や自分と向き合ってみてはどうだろうか。贅沢な時間である。

山の温泉地は、冬に向けて雪景色が最大の楽しみとなる。今回はソロ温泉で訪ねたい山の温泉地を5カ所紹介したい。

蔵王温泉(山形県)

標高880メートルに位置する歴史ある温泉地。白布温泉、高湯温泉とともに「奥羽三高湯」のひとつに数えられる。スキーリゾートとしても人気で、秋は紅葉、冬は樹氷が絶景。温泉街には3つの共同浴場のほかに、小さな民宿、ペンションから温泉旅館まで100軒ほどの宿泊施設があり、ニーズや予算に合った宿を選べる。

野沢温泉(長野県)

標高600mに位置する情緒あふれる温泉街には、旅館や土産物屋、飲食店などが並び、長期滞在するにはちょうどよい街の規模感。正統派の温泉旅館のほか、民宿やペンションなども多く、リーズナブルに長期滞在も可能だ。周囲には日本有数のスキー場があり、冬場に人気の温泉地でもある。13もある共同浴場をめぐるのも楽しい。

奥飛騨温泉郷(岐阜県)

標高800~1300mに位置し、周囲を3000m級の山々に囲まれる。平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つの温泉地で構成される。高級旅館から小さな民宿まで、さまざまなタイプの宿が存在し、総じてコストパフォーマンスが高い。基本的にどこも源泉かけ流し。

雲仙温泉(長崎県)

標高700m、雲仙国立公園内にある温泉地。明治以降はアジア在住外国人の避暑地として栄えた高原リゾートである一方、雲仙地獄などの荒々しい自然を間近に感じることができる。源泉は豊富で、宿泊施設のほか、共同浴場でも乳白色の湯を堪能できる。

トムラウシ温泉(新得町)

北海道のど真ん中に位置する一軒宿「東大雪荘」。日本百名山トムラウシ山登山の拠点であり、日常から隔絶された大自然の中で、静かな時間を過ごしたい人には最適。渓流に面した露天風呂からは雪見風呂も楽しめる。アクセスが難しい山の中だが、駅から宿の送迎もあり。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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