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冬のひとり旅におすすめ! ソロ温泉で滞在したい「長野・新潟の温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

温泉が恋しい季節だ。ひとりで温泉旅(ソロ温泉)に出かけて、ゆっくりと時間を過ごすのは最高の贅沢である。

そこで、甲信越エリアの長野県と新潟県に絞って、冬におすすめの温泉地を5カ所紹介したい。

野沢温泉(長野県)

標高600mに位置する情緒あふれる温泉地で、周辺はウインタースポーツのメッカとしても有名。温泉街には旅館や土産物屋、飲食店などが並び、街歩きをするにはちょうどよい規模感。正統派の温泉旅館のほか、民宿やペンションなども多く、リーズナブルに長期滞在も可能だ。13の共同浴場をめぐるのも楽しい。

栃尾又温泉(新潟県)

3軒の宿が寄り添うように建つ小さな温泉地。3軒とも湯治対応の宿なので、予算などと相談しながら決めるといいだろう。基本的にはどの宿でも、宿泊した人のみが入浴できる共同浴場を利用する。約36度の源泉は湯との境界があいまいになる不感温度。冬でも1時間は平気で入浴していられる。ぬる湯に長くつかっていると、体の芯まで温まる。

別所温泉(長野県)

「信州の鎌倉」と呼ばれる温泉地で、国宝の安楽寺八角三重塔をはじめ、古寺古塔が多い。温泉街には和風旅館や共同浴場があり、雪のシーズンは特に情緒ある景観を楽しめる。基本的に源泉かけ流しだが、そうでない宿もあるので、湯の利用状態は事前にチェックしたい。なお、近くには田沢温泉や沓掛温泉といったぬる湯の名湯があるので、源泉にこだわる人はそちらに滞在してもいいだろう。

赤倉温泉(新潟県)

妙高山の中腹に位置する温泉地で、明治以降スキーリゾートとしても栄えてきた。素朴な民宿から老舗旅館、高級リゾートホテルまで宿泊施設のバリエーションも豊かで、ひとり旅でも選択肢は多い。湯量豊富で源泉かけ流しの湯宿がほとんど。

松之山温泉(新潟県)

有馬温泉、草津温泉と並び「日本三大薬湯」と呼ばれる温泉地で、冬季は豪雪地帯としても知られる。「確実に雪が見たい!」という人におすすめ。山の中にもかかわらず濃厚な塩化物泉が湧く。塩化物泉は「熱の湯」と呼ばれ、特に冬は体がぽかぽか温まる。露天風呂がある宿では雪見風呂も楽しめる。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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