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腹筋してもお腹の脂肪は減りません。ダイエットに関するよくある勘違い

「お腹痩せするにはどんな腹筋をやったら良いですか?」

答えは

「腹筋してもお腹の脂肪は減りません」

となります。

「えー、何それ?分かりにくい〜!鍛えた部分の脂肪が減るんじゃないの?」

ん〜、確かに分かりにくいっちゃ〜分かりにくい(笑)

お腹の脂肪を減らすにはどうしたらいい?

まず内臓脂肪については食事管理ですね。

糖質の摂りすぎは内臓脂肪も皮下脂肪も増やすので、肉・魚・野菜をバランス良く摂るのが大事。そして糖質は悪者ではないので米や芋も食べる。摂りすぎがよくないだけで、摂らないのもよくない。バランスが大事です。

またちょっと分かりにくいですよね(笑)

皮下脂肪については運動するしかない。

有酸素運動が有効ですが、その直前に筋トレを行なっておくと脂肪燃焼効率が上がります。

運動に関しては全身運動が良いですし、心拍数を上げ下げしたり、筋肉に負荷を与えるもの良いです。

腹筋じゃなかったら何をしたらいい?

お腹の脂肪を落とすために一生懸命腹筋をしていたなら、それは超非効率。

脂肪を燃やすにはカロリーを消費することが大事。

でも腹筋運動はとても小さな動きで小さな腹筋の筋肉しか使わないのでカロリー消費は少ないです。

走ったり、跳んだりできたら良いんですが、なかなかそんな場所がなかったり、そもそも走ったらアキレス腱切れそうとか、跳んだら肉離れ起こすとか、そんな心配もあるでしょう。

自宅で体力がない人が行うにはまずスクワットが有効。

立ったままできるし、両足ついて安定しているからです。そして使う筋肉も多いのでカロリーを消費しやすい。

この動画みたいに手も動かしながら行うとより消費カロリーが上がります。

少しレベルが上がりますが、スクワットができた人はランジを行ってみよう。

腹筋を使わなくても、全身運動を行って消費カロリーを増やすとお腹の脂肪も燃焼します。もちろんお腹の脂肪だけ燃焼するわけではなく、全身の脂肪が燃焼します。

試してみてね!

マッスルウォッチング株式会社 代表取締役。2007年よりYouTubeチャンネル「Muscle Watching」を運営。「美人はキレイな筋肉でできている(KADOKAWA)」など著書4冊。

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