今「篠笛を始めてみようかな」と興味を持つ方が増えているようです。

今日は、群馬県内唯一の笛師であり 群馬県ふるさと伝統工芸士の布施一好さんがご指導されている 「篠笛サークル」と「篠笛楽遂工房（しのぶえ らくすい）」をご紹介いたします。

7月第1土曜日、布施一好さんが指導する篠笛サークル「国分寺しの笛の会」を訪れました。場所は高崎市国府公民館です。

皆さんで一緒に演奏したり、

ひとりずつお好きな曲を演奏したり、篠笛の音色と同じく 和気あいあいとした雰囲気でした。

篠笛は「さくら」や「荒城の月」など 和の曲が合う…というイメージがありましたが、皆さんそれぞれ歌謡曲やポップスなどお好みの曲を選んで楽しんでいらっしゃいました。
同じ趣味を持つ仲間と互いに練習の成果を披露し合って楽しめるって良いな…と感じました。
年齢を問わずいつからでも始められそうですね。

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さて、群馬県ふるさと伝統工芸士である 布施一好さんの篠笛製作の様子も拝見したくて「篠笛楽遂工房」へもお伺いしました。

「篠笛楽遂工房」は甘楽町小幡にあります。

篠笛の材料となる「篠」は、高崎市内の某所と千葉県で入手されているそうです。

採取の年別に保管されているたくさんの篠。写真では2018年物から確認できます。

こちらは、製作中の篠笛。

布施一好さんは 篠笛製作の技術を磨かれて30年以上。熟練の技で「一管一管に心を込めて」製作に取り組んでいらっしゃいます。
今後は 群馬県ふるさと伝統工芸士としての活動も期待されています。

今回の取材中にも「篠笛が欲しいのですが、今からお伺いしてもよろしいでしょうか？」という電話があったようです。篠笛ファンは多いのですね。

海外でも「篠笛楽遂工房」さんの篠笛の評判が口コミで広がり、オーダーが入ることも多いそうです。今はドイツへの発送が控えているとのこと。
他国の方が篠笛楽遂工房さんの篠笛を楽しみに待っている様子や 無事に届いて篠笛の和の音色を楽しむ様子を想像すると なんだか私まで嬉しい気持ちになります。

おうち時間を有意義に過ごすために何か楽器を始めたいな…音楽で癒されたいな…とお考えの方は、年齢を問わずに始められる篠笛はいかがでしょうか。

篠笛について詳しくは「篠笛楽遂工房」ホームページをご覧ください。

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＊撮影は許可を得て行っております