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【高崎市】紅葉ピーク★少林山達磨寺~広い境内の紅葉を『タウトの思惟の径』を散策しながら味わう

Takasaki_asagi地域情報ライター(高崎市)

紅葉見頃*少林山達磨寺

ぽかぽか陽気に恵まれた勤労感謝の日。紅葉が見頃となった少林山達磨寺には、大勢の人々が訪れていました。

広い境内でさまざまな美しさを味わえる少林山達磨寺の紅葉は、TOP画像を選ぶのにもひと苦労です。
今日は、少林山達磨寺の紅葉をぐるっとご紹介します!

少林山達磨寺 『タウトの思惟の径』

↓ こちらの「少林山達磨寺 境内案内図」には ①~⑩の数字と散策ルートが記されています。

少林山達磨寺境内案内図『タウトの思惟の径』パンフレットより
少林山達磨寺境内案内図『タウトの思惟の径』パンフレットより

この10ヵ所は、1934年8月1日から2年3ヶ月の間 境内に建つ「洗心亭」に滞在したブルーノ・タウトに関連する場所として設定され、解説案内板が設置されています。
この案内板を辿りながら歩く散策路は『タウトの思惟の径』(しゆいのみち)と名付けられています。

『タウトの思惟の径』
『タウトの思惟の径』

以前よりこの解説案内板が気になっていたので、『タウトの思惟の径』を散策しながら境内の紅葉を存分に楽しみます♪

参考:少林山達磨寺HP「達磨寺とブルーノタウト

『タウトの思惟の径』①大石段

少林山達磨寺の紅葉散策は、総門からスタートします。

案内板に「ただひたすら石段を上がりましょう」と書いてあります。何の捻りもないストレートな表現が逆にオモシロイ。心を無にして上ります。

『タウトの思惟の径』②鐘楼

大石段の途中、ひと息つけるところに案内板②があります。
案内板にはタウトの日記から引用されたエピソードが書かれています。

大石段の途中で見上げた鐘楼。
祝日ということもあり多くの来訪者が突く招福の鐘の音が辺りに響いていました。

案内板②のある場所から庭園へと向かう小路があります。(この小路の先の紅葉も素晴らしいですが石段を上がります!)

『タウトの思惟の径』③放生池

立派な鯉が泳ぐ放生池。タウトはこの池の鯉をよく眺めていたそうです。

大石段を上がりきるとまず目に入る放生池の鯉と紅葉の風景は、ご褒美のようです。

『タウトの思惟の径』④講堂

鯉を眺めながらひと息ついたら 左へ進みます。
講堂の前に案内板が据えられているのを探せますか?

画像左:講堂
画像左:講堂

案内板に記されているブルーノ・タウト滞在時のエピソードなどは、実際にその場の雰囲気を感じながら読んでみてください。

講堂から洗心亭へと向かいます
講堂から洗心亭へと向かいます

『タウトの思惟の径』⑤洗心亭

ブルーノ・タウトが2年3ヶ月の間滞在していた洗心亭

ちょうど結婚式の前撮り撮影中のおふたりに遭遇。とても素敵なので撮影させていただきました♪

洗心亭と周辺の紅葉の調和が素晴らしい!

『タウトの思惟の径』⑥百庚申

紅葉を愛でる人々で賑わう少林山達磨寺の境内にあって、ひっそりとした小路を歩けるのも『タウトの思惟の径』の素敵なところ。

百庚申へ向かう小路から達磨寺の瑞雲閣・招福の鐘・大講堂と放生池が見えます。

タウトが懺悔の記念塔として理解していたという百庚申は、ひっそりとしたところにありました。

百庚申

TOP画像は 百庚申から観音堂へ向かう小路で撮影しました。

『タウトの思惟の径』⑦観音堂

タウトは少林山で一番古いこちらの観音堂が一番好きだったようで、よく彫刻のある柱をさすっていたそうです。
朱色の扉の観音堂ともみじの紅葉…趣が何倍にも増すようです。

『タウトの思惟の径』⑧霊符堂

お炊き上げの日までにだるまさんが溢れてしまいそうなので…と先日臨時のお炊き上げが行われましたが、もうこんなにたくさんのだるまさんが集まっている護符堂(本堂)

大銀杏の黄葉が見事です!

今週末は風が強まり冷え込むようですが、見頃はまだまだ続きそうです。


霊符堂周辺では、紅葉が落葉した後にはテレビでも紹介された落ち葉アートを楽しませていただけますよ♪

『タウトの思惟の径』⑨浅間山遠景 は、周辺整備のため案内板の位置が移動していましたので ご紹介は境内の中までとします。

『タウトの思惟の径』⑩瑞雲閣 には、『タウトの思惟の径』のパンフレットがありますのでご興味のある方はパンフレットを手に取って、もっと詳しいエピソードを読みながら タウトの歩いた径を辿ってみてはいかがでしょうか。
紅葉見頃の少林山達磨寺で素敵な時間をお過ごしください。

【詳細情報】
少林山達磨寺
公式HP. .公式Instagram. .公式Facebook

住所:高崎市鼻高町296(GoogleMap
電話:027-322-8800

地域情報ライター(高崎市)

住むなら高崎!環境も便利さも安全性も最高!と満足しつつ、知らない土地へ旅に出ることが多かった過去十数年。Stay Homeを経て改めて地元高崎に注目してみたら魅力的で気になるスポットがたくさん増えていてびっくり! これからは高崎を旅するように歩いて、地元の魅力をひとつひとつ味わい尽くします。

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