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【大阪・神崎川】おいしいのに食べるハードルが激高! 週休5日で、わずか1席しかないラーメン店

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

 2021年5月19日にオープンしたラーメン店が関西のラーメンファンの間で話題になっています。というのも営業日が木曜と日曜の週2日のみ。さらに営業時間が11:00〜13:00の2時間のみという、ハードルの高さ。しかも席数は1席のみ。間違いなく、日本一席数の少ないラーメン店であり、食べるハードルの高さでも日本トップクラス。

 店があるのは幹線道路でもある十三筋沿い。

 店名は「桐ちゃん製麺」。火曜日の休日以外は、麺を1玉(160g)を300円で販売しています。

 店頭に掲げられているホワイトボードその日の営業状況が書かれています。

 入口からすぐの場所にあるのが、カウンター。いくつか椅子がありますが食べることができるのは1名のみ。

 メニューは日によって変わりますが、3種ほど用意。

 定番的なのが、あっさり!しっかり!しょうゆつけ麺1,000円。 

 スープには、地鶏2種、銘柄鶏2種に豚骨を使用。100%丸大豆醤油がメインのタレでしっかりとした旨味のあとにほのかで爽快な酸味を感じます。

 こちらの大きな特徴が平打ちストレートの太麺。店主の桐谷尚幸さんが「喉越しのよさとモチモチ食感の両方を目指し、熟成も含めて約4日間かけて製麺しています」というプレミアムな麺は、口に含むと吸い付くようなモッチリ感。

 心地よい喉越しのコシもあり、これまであまり出合ったことのないタイプの麺で、高いクオリティのつけ麺となっています。

 本来はこの麺の販売のために店をあけています。

 麺2玉と塩ダレがセットになったぶっかけダレセットは1000円。

 独特のねっとり感があり、焼きそばにしても最高です。

 「桐ちゃん製麺」自体は本来、人気店「桐麺 本店」と十三にある2号店の「中華そば桐麺」の製麺とスープ作りの工房。「桐麺 本店」は関西のラーメン通の間では、特に麺の評価がトップクラス。そんな麺やスープのチェックや試作用のためにキッチンを整備していたので、その設備を利用して1席だけラーメン店を開いたところ、話題になっています。

 注目を集めすぎ、食べるハードルがどんどん上がっているのですが、5軒隣に「桐麺 本店」があるので、食べそこねた場合は本店で鶏白湯スープの桐麺しょうゆ780円や鳥白湯醤油つけめん900円を食べることをおすすめします。

桐ちゃん製麺
住所/大阪府大阪市淀川区三津屋北3-1-17
電話/06-6195-5335
【イートイン】
営業時間/木曜&日曜11:00~13:00
定休日/月〜水曜、金・土曜
【販売】
営業時間/9:00~18:00
定休日/火曜

桐ちゃん製麺公式HP

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編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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