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【大阪・なんば】鴨ラーメンで注目を集める人気店が生み出したハイクオリティな貝ラーメン!

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

 今回紹介したいのは、質の高い鴨スープで2019年11月23日のオープン直後にブレイクしたアメリカ村の「麺に光を」の2号店「麺に光を 別邸」。2021年7月22日にオープンしたこちらは、本店でのノウハウを生かしつつ、この店のためにスープ&麺を開発したラーメンを用意しています。

 店があるのは南海なんば駅のすぐ西側。瓦屋根のひさしを付けた和テイストの外観が印象的です。

 割烹のような白木を使った上品な造りの店内には、カウンター8席のほか、2名がけのテーブル2つ。厨房が広いのも特徴です。

厨房の広さを生かしているのが、メニューの多さ。「醤油の光」、「貝の光」、「出汁の光」の定番3種に加えて、裏メニューとして「山椒の光」のようにテイストの違う4種のラーメンを用意するのは、お店としても大変。そのための広いキッチンのようです。

貝の光930円

 本店が鴨スープで有名なことから、「醤油の光」をすすめたいところですが、パワフルながら上品な旨味のさわやかな味わいの塩ラーメンの「貝の光」が個人的にはここのイチオシ。柚子のアクセントやいくらの味変も楽しめます。

 透明なスープは、牡蠣とあさりを大量に使うことで口の中に力強い旨味が広がります。

 喉越しがよくすすりやすい中くらいのストレート麺。

 肩ロースのレアチャーシューの上にのるいくらはスープと一緒に口に含んで、プチプチの歯で潰すとスープの味が変化がぐっとおいしくなります。

醤油の光も930円

もちろん、鴨スープの特徴である甘味の余韻が楽しい醤油の光もハイレベルなおいしさ。京鴨と奥久慈しゃものガラ、丸鷄のそれぞれを時間差で投入し、低温で炊くじっくり炊いたスープは強い旨味を少し甘め醤油タレが受け止めています。

チャーシュー丼350円

 空腹であれば、チャーシュー丼もおすすめ。レアチャーシューのヘタがたっぷりのっているので満足度が高いサイドメニューになっています。

 1つの店で常時3種以上のスープを炊くのはなかなか大変なこと。しかもどれもが高いレベルです。いわるるあっさりタイプながら旨味のしっかりと感じられるラーメンを求める方ならおすすめしたいお店です。

麺に光を 別邸

住所/大阪府大阪市浪速区難波中1-18 大阪カルチャービル 1F

電話/なし

営業時間/11:30~15:00、18:00~21:00

定休日/不定休(水・木曜が多め)

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編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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