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【大阪・十三】十三東口で発見したタイ料理は、日本アレンジが絶妙でファンにぜひすすめたい味

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

 海外旅行に行けない日々で、「あの国のあれを食べたいなぁ」と思うのは、香港、台湾、そしてタイ。

 ということで、ちょっと前に十三に引っ越して地元パトロールに励んでいるライターさんから「めちゃめちゃおいしいタイ料理屋さんがありますよ」と教えてもらったタイ料理店「Two Chefs(トゥーシェフズ)」へ。

 場所は阪急十三駅の東口を出て南方方面に5〜6分ほど歩いた淀川通沿い。

 土曜日の夜営業のスタートタイミングの18:05ごろに入ったところすでに先客3組という人気店。カウンターもありますが、メインはボックススタイルのテーブル席です

 タイでスタンダードなチャンビール550円やシンハービール550円など、ビールの種類が豊富。

 チューハイから梅酒まで多彩にそろえます。

 オーダーしたのは、辛めのタイ料理をあてにグビグビ飲みたいので、生ビール320円。ジョッキでこの価格はお安いですね。

 いろいろな種類のタイ料理が食べたかったので、まずは、タイのおつまみ盛り合わせ1,200円。

 揚げ春巻は野菜がたっぷりで、そのままでは辛さをほとんど感じなくて、すき焼きのような風味。スイートチリソースをちょんと付けると味がかなり変化します。

 チキンのくし焼きはココナッツミルクとターメリックに漬け込んで焼いたいます。食感も楽しいピーナッツソースがたっぷりかかっていて、スパイスとのコントラストが心地いい。コロモのパリパリ感が鶏の唐揚げやカレーを練り込んださつま揚げもおいしかった。

 プーパッポンカレーという蟹のカレー炒めがタイではメジャーなのですが、いろいろなシーフードで作ったのがカレーシーフードの卵カレー炒め1,080円。

 白身魚、エビ、イカなどに卵を絡めたカレー風味の炒めものです。卵がとろりと半熟で親子丼やカツ丼のような口当たり。魚介の旨味もしっかりと感じ、ニンジン、セロリといった野菜のアクセントも効いています。もともと大好物なのですが、かなりハマる味わいでした。

 シメ的に注文したのが、カオソーイガイ980円。チェンマイ(タイ北部)名物の麺料理なのですが、コクのあるタイカレー味のスープと玉子めんがよく合います。

 辛さのある鶏肉のレッドカレーのスープのなかにはしっとり麺で上にパリパリ揚げ麺がのっていて、2種類の麺を同じスープで味わいます。もやしや玉ねぎ、パクチーを薬味的に用意。ココナッツの香りと甘さのあとに、キュッと来る辛味を楽しんで欲しいですね。 

 ガイヤーンのパクチーを別添えにしたり、カレーシーフードの卵カレー炒めのパクチーが入ってもよさそうなところにねぎを使っているなど、日本的な配慮に好感が持てました。アレンジをしながらも、味はバツグンにおいしく、しかもかなりリーズナブル。この価格で本格的なタイ料理が味わえるのはめちゃめちゃおすすめです。

Two Chefs(トゥー シェフズ)

住所/大阪府大阪市淀川区十三東1-8-12

電話/06-6309-5554

営業時間/11:30~14:30(L.O.14:00)

18:00~23:00(L.O.22:30)

定休日/月曜日

お店の公式HP

編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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