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【大阪・南森町】通たちを唸らせる枚方の名店の鴨だしラーメンが大阪でも大好評!

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

枚方で人気の鴨ラーメンが大阪進出!

 これまで鶏や豚が主流だった動物系スープのラーメンですが、ここ数年徐々に増えてきたのが、「鴨」。このジャンルにかなり早い2016年から取り組んでいるのが、枚方の「麺麓menroku」。試行錯誤の末生み出した紀州鴨スープが、ラーメン通たちから高く評価され、駅から徒歩約20分と不便な場所ながら多くのラーメンファンが訪れる人気店となっています。

 2021年10月6日にオープンした「麺麓menroku 南森町店」は大阪天満宮まで歩いて2分ほどの好立地。本店同様、紀州鴨にこだわった鴨だしの清湯と白湯のラーメンに加えて、鴨のつけそばが楽しめます。

 店は、キッチンを囲むように配されたカウンターのみの9席。シックな色合いにまとめられた落ち着いた雰囲気が印象的です。

鴨だしの魅力を存分に楽しめる鴨清湯スープ!

「鴨出汁そば」840円

 こちらで最初に味わうべきは「鴨出汁そば」。透明な清湯タイプの鶏スープに細麺を合わせたラーメンです。トッピングはロースとモモから選べる鴨チャーシューにネギとメンマ。低温調理のチャーシューは、旨さの密度が高く、しっとりとした食感が特徴です。

 紀州鴨を香味野菜とともに弱火で4時間以上かけてじっくり煮込んだスープは、鴨独特の風味と甘さが特徴。仕上げに鴨のぼんじりからとった脂を使うこともあり力強い味わいです。

 鴨スープに合うよう作られた自家製の細麺には、ラーメンに使われることがほとんどないドイツ産のライ麦を使用。スープと絡みやすい和そばのような食感がクセになります。

「鴨つけそば(並盛200g)」980円

 こちらではつけそばも鴨ダシがベース。「鴨つけそば(並盛200g)」は980円ですが、大盛は1,030円で、特盛が1,080円。

 つけ汁は、鴨ガラを強火で6時間以上炊いて粘度を上げた鴨白湯スープがベース。魚粉を加えることで旨味を増幅させ、生クリームを入れてまろやかな舌触りにしています。

 麺はこちらもライ麦入りながら、太めの平打ち麺。もっちりとした食感でとろりとしたつけ汁とよく絡みます。

 また、器のデザインのように見える赤い部分はカシスソース。鴨チャーシューをつけて食べると、フランス料理のようです。

鴨スープの旨さをさらに追求

 「鴨をベースに限定麺などを出していきたい」という店主の岩城晴久さんは、本店や祇園店などで5年半の修業後、のれん分けのようなカタチで独立しました。

 独特の風味や甘味の鴨は、鶏や豚ほど研究されていないため、ラーメンスープとしてはまだまだ未知の部分も。おいしさの進化が期待できるので楽しみです。

麺麓menroku 南森町店
住所/大阪市北区東天満1-11-15 新化ビル1F 
電話/06-6809-3329 
営業時間/11:00~15:00(L.O.)、17:30~21:00(L.O.)※第2・4月曜は昼のみ営業
定休日/火曜、第2・4月曜の夜 
席数/9席 
交通/OsakaMetro南森町駅、JR大阪天満宮駅8番出口から徒歩1分

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編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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