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【大阪・梅田】昭和27年創業の梅田の町中華で裏名物の胡麻そばを味わう!

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

昭和27年創業、70年の歴史をもつ梅田の町中華!

 今回紹介したいのが、昭和27(1952)年創業という歴史ある町中華「焼賣太樓 桜橋店」。多彩なメニューを誇り、ランチ時には周辺会社員でにぎわう、エリアに欠かせないお店です。「梅田にこんなお店あったんですか!?」といってもらえそうな町中華です。オープンから70年を超える歴史あるお店で、ここ10年では2回ほどしか訪問していませんでしたが、堂島で働いていた30年前は週1ペースできていました。個人的にも懐かしいお店です。

 お店があるのは、梅田の南西エリアにあたる桜橋。すぐ北側がヒルトンプラザウエスト、東側が大阪駅前第1ビルという好立地。大都会・梅田の穴場的な存在です。ちなみに住所が「北区梅田2-1-16」なので、正真正銘の梅田。

 お店は1~3階まであり、1階はカウンターとテーブルがあります。上の階はテーブルで、貸し切り宴会などができるようにもなっています。

 カウンター席はかなりパーソナル感があり、調味料などもそれぞれにそろっています。

豊富なランチセットがそろう!

 いろいろな人が集まるエリアの特性として、ランチ時間が16:30までと長いのがひとつの特徴。またセットメニューをたくさんそろえます。

 周りの様子をうかがっていると、麻婆定食をオーダーしているお客さんが多かったようです。

 ランチタイムの訪問でしたが、今回の目的は数十年ぶりに胡麻そば食べたくなっての訪問なので、単品メニューをチェック。そんなことから、セットに比べて高く付きますが胡麻そばと看板メニューの桜橋焼賣をオーダー。

桜橋焼賣(4個)520円

 店内で手作りされる焼売は、大きめ。

 グリーンピースなどがなくスッキリしています。焼賣太樓の焼売の大きな特徴のひとつが、皮の薄さ。生春巻きのような少しツルリとした質感で中の餡が少し透けているほど。

 内側の餡の部分は、豚肉と玉ねぎがメインで肉々しさかがありながらも、ふんわりとした舌触り。食べ終わりに残る生姜の余韻も心地よく感じます。

 タレはほのかな酸味が特徴。

胡麻そば750円

 こちらが今回の本命。店名から焼売ばかりが注目される焼賣太樓ですが、三大名物というのがあって、そのひとつがこの胡麻そば。このルックスに久しぶりに会いたくて食べにきました。すりごまといりごまがまぜあわされたたっぷりのごまが器を覆い尽くすほどのせられています。ごまの砂漠のようで、上にジープのプラモデルでも置きたくなるほど。

 スープは鶏ガラメインで塩ダレ。当然ながらひと口めはガツンとごまの風味。透明感があり少しとろみがつけられたスープは、上品な味わいながらしっかりと動物系の旨みを感じさせます。

 加水高めのツルリとのど越しがいい中太のストレート麺は、風味などもちゃんぽん麺に近い印象。

 ごまの下に隠された具材は、豚の細切れともやし。たっぷり入っていてボリュームもあります。

 最後の方のスープは、ごまが混ぜ合わされることでコクが加わわりおいしさがアップ。最後までおいしくいただけました。

 ちなみに焼賣太樓の三大名物は「桜橋焼売」、「胡麻そば」、「グリーン炒飯」。次回はグリーン炒飯を食べてみたいと思います。

焼賣太樓 桜橋店(しゅうまいたろう さくらばしてん)
住所/大阪市北区梅田2-1-16
電話/06-6341-7061
営業時間/11:30~15:00(L.O.14:30)。17:00~23:30(L.O.22:30)
     【土・日曜,祝】11:30~14:00(L.O.13:30)、17:00~23:00(L.O.21:45)
定休日/無休
交通/OsakaMetro四つ橋線西梅田駅徒歩約2分

お店の公式サイト

編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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