オフィス街の洋食＆カレーショップ

　今回訪問したのは、洋食＆カレーのランチで人気の『カレーショップ いなくら』。24年の歴史があった洋食店『れすとらん いなくら』が閉店することになり、すぐそばの人気イタリアンバル「Baccaiun（バカイゥン）」がその味を受け継ぎオープンしたお店です。

　以前はオムライス，ハンバーグ，海老フライ，チキンカツなど多彩なランチメニューそろえていましたが、ランチタイムは洋食メニューを絞り込み、もうひとつの柱としてカレーライスをラインアップに加えています。

　お店があるのは、OsakaMetro四つ橋線肥後橋の⑥出口から南東に徒歩約5分ほどのオフィス街です。

　いくつかの飲食店が入居する「新横堀ビル」の2階。

　細めの通路の一番奥を目指します。

　少し素っ気なく見えますが、グリーンのタイルを外観に貼るなどなどさりげなくオシャレ。

　少しレトロな印象の店内は、厨房を囲むカウンター席のほか、窓際席や4名掛テーブル1卓などを合わせて24席。

　カウンターはスッキリとしています。

ランチはカレーと洋食の2本立て！

　洋食メニューはABCの3種類各1,000円と本日のランチ1,100円。さらにジャンボ海老フライランチ1,500円。本日のランチのカキフライタルタルソースは「れすとらん いなくら」の冬の名物でした。

　カレーライスは、フルーツ系の甘さのあとに、じんわりと辛さが追いかけてくる大阪らしい欧風スタイル。洋食店らしく、トッピングが豊富です。

Aランチ（海老フライ＆ハンバーグ）1,000円

海老フライ＆ハンバーグにのプレートにごはんと、スープが付きます。

　プレートには、ケチャップスパとサラダ、ゆで玉子がのります。

　ハンバーグには、デミグラスソースがたっぷり。生クリーム感があり、酸味はあまりなく、ほんのり甘くて食べやすい。このままご飯にかけたいくらい。

　ハンバーグは肉自身の旨味をすごく感じます。しかもふんわりやわらか。

　エビフライは、外カリの中プリッ。ザクザクとしたコロモの食感が心地よく、しっかり脂分があるタルタルソースともよく合っています。

　スパゲティはケチャップ控えめであっさり。余韻が少し甘めです。隣のデミソースと混ぜ合わせるといい感じでした。

　サラダは、シャキシャキとした細かく刻まれた野菜の食感が心地よく、ドレッシングは控えめでコールスローにも近い印象でおいしいかった。

　ご飯はてんこ盛り。

　このスープですが、サラサラなのですがカレー味。あとからジワッと辛さが来ます。

　海老フライのソースとしてもいい仕事をしてくれました。

夜は多彩な洋食メニューをアテに飲める洋食酒場に！

　想像以上に高いクオリティで、特にハンバーグの肉の旨味の出し方が特筆もの。バランスのよいランチセットでした。

　ランチライムに周囲を見回してみると、女性は洋食、男性がカレーという印象。カキフライを注文している人も多く感じました。

　夜は、海老フライ（有頭）550円やビフカツ（デミグラスソース）800円、厚切りハムカツ450円といった洋食店らしいおつまみのほか、ハンバーグ春巻き300円やポテサラのハム巻きフライ350円、カレーのライスコロッケ350円など個性的なメニューもそろえます。

　心ひかれるメニューが多く、生ビール（マルエフ）400円などドリンクもお手ごろなので、仕事帰りのサク飲みに利用してみたいと思います。

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