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カウンセリングと薬物治療

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


本当はカウンセリングを受けたほうがいいのに、
薬物治療しかしていない人が大勢いらっしゃいます。本当に大勢いらっしゃいます。

本当は薬物治療をしたほうがいいのに、カウンセリングおよびサイコセラピーしかしてらっしゃらない人が、数は多くありませんが、いらっしゃいます。

私は、薬物を飲まれたほうがいい人に対しては、そのことを正直にお伝えしています。薬物治療のほうが精神・心理療法より効果的にも関わらず、自分1人でクライアントを抱え込むのは、カウンセラーとして不誠実だと思うからです。

病院を勧めるとショックを受ける人がいるのですが、重症だからという理由で、私は病院を勧めているわけではありません。心因性ではなく内因性の精神障害である可能性が高いから、病院に行くことを勧めているのです。

「カウンセリングルームは症状が軽い人がいくところ、病院は症状が重い人がいくところ」という考え方は誤りです。

病院に通い続けているのに、なかなか症状が改善されない方、カウンセリングルームに通い続けているのに、なかなか症状が改善されない方は、ぜひ、精神医学に詳しいカウンセリングルームをお訪ねください。

ちなみに私は、「薬は、依存することなく、忌み嫌うことなく、上手に利用するものだ」と思っています。そんな私は、薬肯定派の人からは【薬否定派のカウンセラー】、薬否定派の人からは【薬肯定派のカウンセラー】だと思われているようです。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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