ニコチン依存症とアルコール依存症
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
「煙草とお酒、どっちがやめるの簡単か?」
と言うと、1週間だけだったら、お酒のほうが簡単です。
お酒は、やめようと思えば1週間ぐらいやめることが出来ます。
けれど、煙草は1週間やめるのに大変な苦労が伴います。
けれど、一生やめろと言われれば、お酒のほうがうんと難しくなります。
というのは、煙草は、1ヶ月も2ヶ月もやめれば、吸いたい気持ちがなくなってしまうのですが、お酒は、1ヶ月2ヶ月やめても、飲みたい気持ちがなくなることはないからです。
ニコチン中毒の方は、一生やめ続ける努力をする必要はありませんが、
アルコール中毒の方は、一生やめ続ける努力をする必要があります。
嗜癖や依存は、ひとりでやめるのは困難です。
どうぞ適切な援助者の許でやめていってください。
嗜癖や依存は、やめるのに失敗すると、自己嫌悪に陥り、さらに嗜癖を深くするという悪循環に陥ります。ですから、依存を治すのには、失敗しないほうがいいです。やめると決めたら、一発でやめきることです。
依存症を治すコツは、心を整え、環境を整え、脳を整えることです。
心を整えるとは、やめるぞと固く決心することです。そのためには、やめなければならない理由を明確にすることです。そして、依存せずにはいられない心の空虚感を埋めることです。
環境を整えるとは、依存をやれない環境を作ること、依存をやれない環境に身を置くことです。周囲の人からも協力をもらいましょう。
脳を整えるとは、たとえば薬です。その他、運動して、身体に良い物を食べ、良質な睡眠時間を確保することです。さらに、条件反射制御法をやるといいです。
私はあなたの依存症が治ることを心から応援したいと思います。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。