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守るものがある人と失うものがない人、どちらが強いか?

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


ちょっと前のことですが、テレビで、
「守るものがある人と失うものがない人はどちらが強いか?」
というテーマを取り上げていました。

その中で、専門家として、
僧侶と精神科医、メンタルトレーナーと哲学者が答えていましたが、
結果、3対1で「失うものがない人のほうが強い」と結論付けておりました。

が、今日は、心理臨床家の私が、ズバリその正解を言いたいと思います。
今日は、いつになく自信があります。

お待たせしました。
正解は、「長期戦では守るものがある人のほうが強く、短期戦では失うものがない人のほうが強い」です。

ちょっと例を挙げて説明しますね。
私は心理カウンセラーとして独立開業し、最初の4年間は、食えなくて本当に苦労しました。半分以上、心が折れたのですが、それでも頑張れたのは、守るべき家族があったからです。家族がいたから強くいられたのです。もしも守るものがなかったら、とっくにやめていたと思います。

続いて、
講演会のことを書きます。私は数百名の参加者の前で話をすることが多いのですが、そんな時の私は、失うものがない覚悟で登壇しています。私が、臨床歴25年以上とか、講演数が数百を超えているとか、本を何冊も出しているとか、そんなこと参加者には全然関係ないです。一期一会、一発勝負、捨て身の覚悟で熱を込めて話します。

別の例も挙げます。
ボクシングが強くなりたかったら、長期に渡って練習をしなければなりません。
そのためには、守るべきものがあったほうが頑張れるでしょう。
けれど、一発勝負の喧嘩では、命さえも失うのが怖くない人のほうが強いと思います。

というわけで、
私の結論は、やっぱり、「長期戦では守るものがある人のほうが強く、短期戦では失うものがない人のほうが強い」です。

如何でしょう?
皆さんは、どう思いますか? どう考えますか?


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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