占いとカウンセリングの違い
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
先日、大変に驚くと共に、体じゅうから力が抜ける出来事がありました。
それは、私の所に通っている、あるクライアントから聞いた話です。
そのクライアントは、何かある度に、占い館に通っている友だちに、訊いてみたたそうです。「悩みがあるんだったら、何でカウンセリングに行かいないの?」と…。
すると、その友だちは、こう答えたそうです。「だって、私の場合、ただ話を聴いて欲しいだけだから…」
私は、上記の話を聞いて、大変に驚きました。「話を聴いて欲しいだけなら、よけいにカウンセリングに行くべきだろう」と思ったのです。
どうやら世の中の多くの人は、カウンセラーは、専門的なアドバイスをする人だと思っているようです。そして、心理士さんにいたっては、高い位置から、説教をたれる人だと思っているようです。
違います。
そりゃ、時には、必要とあらば、求められれば、
カウンセラーは、専門的なアドバイスもしますが、ほとんどは話を聴いているだけです。
否定せず、クライアントの話を熱心に聴いているだけです。
もちろん、質問したりして、クライアントの話を引き出したりもします。
話を聴いているだけで、
クライアントをスッキリさせたり、クライアントの孤独感を癒したり、
クライアントに気付き与えたりするのが、カウンセラーの役目なのです。
「カウンセラーという言葉は、こんなにも有名になっているのに、その実態は、全く知られてないんだ」と、強く思った次第です。と同時に、「私たちカウンセラーは、もっともっと頑張らねばならない」と思いました。
ちなみに私の印象では、
占い師は、未来を予言してくれる人、そして「こうすればいいよ」と背中を押してくれる人。カウンセラーは、話を聴いてくれる人。精神科医は、薬を出す人、です。
アドバイスをくれる人は、その道のプロ、
コンサルタントやアドバイザーやティーチャーじゃないでしょうか?
ちなみに、税理士さんや弁護士さんは、
具体的なアドバイスをたくさんくれることが多いです。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。