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ゲーム(スマホ)依存 障害 疾病認定

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。

精神医学と性格心理学に詳しい

心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

世界保健機関(WHO)は、2018年06月18日、オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎで、日常生活が困難になる「ゲーム障害」を新たな疾病として認定、依存症の1つとして「国際疾病分類」の最新版に加えたと発表しました。

私は、毎日、カウンセリングルームと家の間を電車で往復していますが、駅の構内放送で、「危険ですから歩きながらのスマホ操作はご遠慮ください」というアナウンスを耳にタコが出来るほど聞き、それでも、歩きながらスマホ操作している人をうんざりするほど見ています。

人にぶつかりながら歩いている彼らの多くは、ゲーム依存ではないかと思う次第です。

また私は、不登校や引きこもりの増加も
ゲーム依存(障害)とは無関係ではないと思っています。

依存症を治すコツは、やめること、そしてやめ続けることです。
重要なのは、やめ続けるために何をするか? ということです。

そう、「やめるために、しなければならないことがある」ということです。
ただ「やめよう!」と決心したぐらいで治るほど、依存症の治療は簡単ではありません。

ゲーム依存の定義は、下記になっております。
① ゲームをしたい衝動が制御できない。
② 日常生活よりゲームを優先。
③ 問題が起きてもゲームを継続。
④ 家族、社会、学業、仕事などに重大な支障
⑤ こうした症状が少なくとも12カ月以上続く。
                  以上です。

依存症派手強いです。熟練のカウンセラーでも手を焼くくらいです。

ご自分もしくは家族や隣人が、「ゲーム依存かな」って思ったら、生活が破たんする前に、依存に詳しく、精神医学や性格心理学や脳科学に詳しいカウンセラーの許を訪ねることをお勧めします。

     この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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