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ポジティブではなくアクティブで。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


「フェイスブックを見ると疲れる」
「フェイスブックは、ストレス以外の何物でもない」という声を聞くことがあります。

「だったら、見るのをやめてしまえばいいのに、距離を置けばいいのに…」と私は思うのですが、友だちと称している人の動向が気になって、「やめるにやめられない」のだそうです。

「フェイスブックを見ると自分が惨めになる」という声を聞くこともあるのですが、フェイスブックにパーティーの写真をアップしている皆さんだって、普段はほとんど、平凡な地味な毎日を送ってらっしゃるのが実情ではないでしょうか。

「毎日が充実!」「毎日がハッピー!」などというのは、虚言妄想のようなもので、実際にそんな人がいれば、よほど何も考えていないオメデタイ痛い人か、もしくは一部の精神病患者かと思います。
※ 中には、毎日が本当にハッピーで、毎日が本当に充実してらっしゃる方がいるかもしれませんが、それは例外中の例外と考えて宜しいかと思います。

私(竹内成彦)は、
「毎日が喜びに満ち溢れています」と言いながら、家庭がグチャグチャになっているセラピストを知っていますし、「愛と感謝の日々です」と言いながら、心の中に強い憎しみと怒りと嫉妬を抱えているヒーラーも知っていますし、極貧の生活を送りながらホテルのラウンジで撮った写真をSNSにせっせと投稿している人も知っています。

「どの人も皆、多かれ少なかれ、悲しみや不幸を背負って生きている」
というのが、実情ではないでしょうか。

私(竹内成彦)は、ネガティなのですが、生まれつき性格に逆らってまでして、
無理してポジティになる必要など、ないと思っています。

ネガティ― = ネガティブな人間 = 考え方が否定的な人間
ポジティー = ポジティブな人間 = 考え方が肯定的な人間
上記は、【「すっごく心細い」がピタリとやむ!】という本から拝借した言葉です。
  ↑
多くの自己啓発本は、ポジティーがちょっと凹んだポジティーに向けて書かれてありますが、【「すっごく心細い」がピタリとやむ!】は、ネガティ―がネガティ―に向けて書かれた珍しい自己啓発本です。

ただし、ネガティーでもいいのですが、
行動を起こさないと、脳がマイナス思考になってしまいますし、
人から離れて孤立してしまいかねないので、アクションを起こす必要はあるかと思います。

そう、「ポジティブでもなく、ネガティブでもなく、アクティブであれ」です。
※ アクティブとは、「活発な」という意味の英単語です。

心の健康は、
栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠と適度な運動と規則正しい生活からです。

やるべきことを淡々とやり続け、
そんな中から小さな喜びを見つけ、日々を誠実に生きていきましょう。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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