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スポットライト症候群とは? なりやすい人

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


スポットライト症候群という俗語があります。
これは、舞台上でスポットライトを一身に浴びるように一度華々しく世間から注目を浴びてしまうと、引退後もその恍惚的な感覚を忘れることができず、「もう一度スポットライトの中に立ってみたい!」という欲求に駆られる状態に陥っている人のことを言います。

私はもう若くないので、どうしても例えが古くなって恐縮なのですが、人気絶頂を迎えていたキャンディーズが、「普通の女の子に戻りたい」というセリフを残し、芸能界を去るものの、3人ともまた芸能界に復帰したのは、実は彼女らが、「スポットライト症候群だったからではないか?」と考えています。

スポットライト症候群になりやすいタイプはあります。
それは、キャラ診断でいうところの『お父さんタイプ』と『長男タイプ』と『二男タイプ』です。彼らは、目立ちたがり屋で、人から注目を浴びるのが好きですからね。なる可能性は高いのではないかと思います。

逆に、それ以外のタイプ、『おじいさんタイプ』『おばあさんタイプ』『お母さんタイプ』『長女タイプ』『次女タイプ』『末っ子タイプ』は、スポットライト症候群には、なりにくいのではないかと思います。

目立つのが好きな人は、「誰もが本当は目立ちたがっている」と思っていることが多いのですが、それは誤りです。目立つのが嫌いな人は少なからずいますし、「そんなことどうでもいい」と考える人も少なくないです。

もう少し詳しく説明すると、
お父さんタイプは、一等賞になって目立ちたいタイプ。
長男タイプは、二等賞・三等賞でもいいから目立ちたいタイプ。
二男タイプは、目立ちたがり屋とバレないように目立ちたいタイプです。

目立ちたがり屋は、常に自分の中にある嫉妬心との戦いです。
自分より目立っている人を見ると、羨ましくって、気持ちがモヤモヤしてしまうからです。嫉妬のパワーというのは、非常に強いもので、それを自己向上のために使えば立派な人になるし、人の足を引っ張ることに使えば最低最悪な人になります。

このあたり、嫉妬心の弱い人には、ちょっと考えられないところですね。

あなたは、目立ちたがり屋ですか? それとも隠れたがり屋?
それとも、「そんなことどうでもいい」とお考えの人ですか?

キャラ(生まれつき性格)を学ぶと、自分とも他人とも上手につきあえるようになります。
ひとりでも多くの人に、キャラ診断アドバイザー協会にて、『生まれつき性格』を学んで欲しいと、私は思っています。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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