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光療法の効果・可能性について。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


今日は、「光療法の効果・可能性」についてお話したいと思います。
※ 光療法は、光療法であって光治療とは言わないようです。

はじめに。
光療法とは、一部の睡眠障害やうつ病に有効とされる治療法の一種です。また、生体リズムを整える効果があるとして、健康法の一種としても用いられています。で、高照度の光を浴びる治療法を、高照度光照射療法(こうしょうどひかりしょうしゃりょうほう)と呼びます。

実は、私も光療法やっています。VALKEE(バルキー)という器具を使って、光療法をやっています。ちなみに、この商品は、ヤフーショッピングで買いました。6年ぐらい前に買ったのですが、当時3万円ぐらいはしたかと思います。

この器具は、耳の穴の中に強い光を照射するというものです。強い光なので、じかに観てしまうと目が痛くなってしまいます。この器具を用いて、耳の穴の中に強い光を照射すれば、あーら不思議、全身に光を浴びたかのような効果がある…とのことです。

で、「実際の効果の程は?」ということになるのですが、うーん微妙です。←個人的意見。効いているような効いていないような、少しは効いているのだろうなあ…と、そんな感じです。

というわけで、どうせ光療法をやるのなら、やっぱり光は、全身で浴びたいですよね。さらに、人口の光ではなく、太陽の光だったら、なおいいですね。よって、皆さんには、太陽の下で散歩されることをおススメしたいと思います。

光療法は、うつ病に効果的と言われていますが、特に冬季うつの方によく効きます。光療法は、「秋から冬にかけて、日照時間が少なくなってくるに従って、なんとなく気分が落ち込んでくる」と仰る人に対して、積極的に行うものです。

光を浴びると、脳内のセロトニンの不足が解消されるので、それでうつに効果があるのではないかと言われています。

あと、光療法は、睡眠障害の方に効果的です。
朝に光をたっぷり浴びると、体内時計がリセットされます。
そう、「身体が朝だよ」ということを覚えるのですね。
ですから、毎朝、光を浴びれば、目がパッチリ冴えますし、夜になると自然に眠たくなる…というわけです。

だから、「何となく気分が優れない」「睡眠に障害がある」と仰る方は、光療法をやられてみては如何でしょうか?

やりかたは、
朝起きたら、カーテンを開けて、日の光をたっぷり浴びる。
余裕がある人は、朝太陽の光を浴びながら、外を15分ぐらい散歩する。
そして、日中も努めて太陽の光を浴びるようにする。

そうすれば、朝の目覚めが良くなるし、夜は寝つきが良くなりますし、気分も上向いてくるのではないかと思います。

私は、カウンセリングルームにこもっていることが多いので、なるべく時間があったら日の光を浴びるように心掛けています。そして、曇りの日や雨の日は、この効果があるかないか微妙なVALKEE(バルキー)を使って、光療法をやっているという感じです。冬季うつと睡眠障害に効果的と言われている光療法、関心があるかたは、ぜひ試してみて下さい。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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