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モラハラ夫の特徴、モラハラ夫の接し方、モラハラ夫との付き合い方。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


今日は、「モラハラ夫の接し方」についてお話したいと思います。
モラハラ夫とは、身体的な暴力ではなく、言動や態度といったモラルによる、精神的な苦痛を妻に相手に与える夫のことです。

モラハラ夫には、次のような特徴があります。

1.自分の思い通りにならないと妻を無視する。
2.自分が悪くても、絶対に自分から謝ろうとはしない。
3.家の中と外とでは態度が変わる。
4.共感能力に欠けている。
5.妻を監視し、妻の行動を束縛する。
6.妻が大切にしているものを粗末に扱う。
7.妻が謝っても許してくれない。
8.妻を精神的に追い詰める。
9.妻に対して、見下した態度を取ってくる。
10.自分に都合のいい嘘をつく。
11.自分に都合の悪いことは忘れる。
12.子どもに妻の悪口を言って聞かせる
以上です。
他にもいろいろあるかと思いますが、とりあえず12個あげてみました。

どうして、モラハラ夫は、モラハラするのでしょうか?

理由は次の5つが考えられます。
1.親から適切な愛情を受けられらなかったので、愛情に飢えている。
主には、育児放棄されていたか、過干渉を受けていたかのどちらかであることが多いです。2.傷つきやすい。
自分が傷つきやすいので、過剰防衛として、他者を攻撃するという行動に出ていることが考えられます。
3.変にプライドが高い。
少し反論しただけで、自分が否定されたと感じるので、つい感情的になってしまうのです。4.自己中心的。
共感能力に欠けているので、相手に対して思いやる気持ちを持つことができないのです。
5.コミュニケーション能力が低い。
コミュニケーション能力に欠けているので、根気よく他者と話し合うことが出来ないのです。だから直ぐに怒ったり無視したりするのです。

妻として、そんなモラハラ夫にどう接すればいいのでしょうか?

方法は次の7つです。
1.夫にモラハラしていると自覚させる。
2.夫に何も期待しない。夫の言動になるべく反応しない。
3.友人や知人に相談する。
4.専門家に相談する。
5.病院で診てもらう。
6.離婚や別居を匂わせる。
7.実際に離婚してしまう。
以上です。

1から7まで順番にやってみると良いかと思います。
4の専門家とは、カウンセラーのことです。
5の病院で診てもらうというのは、精神病院のことです。モラハラ夫でも、自分のモラハラに自覚がある場合は、自分の感情をコントロールするために、妻に協力する形で、薬を飲んでくれることがあります。薬物治療は、ときに優れた効果的を発揮します。よって、試してみる価値は大いにあるかと思います。
6と7の離婚ですが、モラハラ夫は、「妻は経済的に困窮するだろうから、自分から離婚は切り出せないだろう」となめてかかっていることが多いです。ですから、モラハラ夫に苦しまれてらっしゃる方は、経済的に自立できる力を持つことが大切です。
そして、将来、離婚する可能性があると思った場合は、思い立ったその日から、夫がどのようなモラハラをしているか、証拠を集めておくと良いでしょう。
証拠は、夫の暴言をこっそり録音しておくという手もありますし、日記に言われたことを書き記しておくという手もあります。そういう証拠が、離婚する際、モラハラ夫に苦しめられている自分に、有利に働いてくれます。

というわけで、今日は以上です。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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