こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー（公認心理師）の竹内成彦です。

今日は、「妻に関心がない夫、夫に関心がない妻」」というテーマでお話したいと思います。

キャラ診断（エニアグラム）では、人間というものを、９つのタイプで分けて考察しています。それは、人に対してレッテル貼りをするという意味ではなく、その人をより深く理解するための方策です。

キャラ診断では、生まれつき、人にはそれぞれコンプレックスがあると考えています。ここで言うコンプレックスとは、劣等感情という意味ではなく、ひとつのこだわり、執着という意味です。

順番に見ていきましょう。

１．おじいさんタイプ（エニアグラムのタイプ５）は、ニュース（出来事）コンプレックスを持っています。人間を除く、世界の事象が気になって仕方がありません。
２．おばあさんタイプ（エニアグラムのタイプ９）は、ほとんどコンプレックスらしきものを持っていません。こだわりがない、これがおばあさんタイプの特徴です。
３．お父さんタイプ（エニアグラムのタイプ８）は、パートナー（性愛者）コンプレックスを持っています。パートナーが自分の思い通りにならないと、イライラして落ち着きません。
４．お母さんタイプは、（エニアグラムのタイプ２）弱者（女・子ども・老人・病人・部下・後輩・年下・弟子）コンプレックスを持っています。彼らの世話をしたいという気持が消えません。
５．長男タイプ（エニアグラムのタイプ７）は、ファンコンプレックスを持っています。自分を好いてくれる人、自分を優しく構ってくれる人を気にし、注目を浴びないと気が済みません。
６．長女タイプ（エニアグラムのタイプ１）は、強者（男・親・上司・先輩・年上・師匠）コンプレックスを持っています。彼らの期待通りに動けているかが気になって落ち着きません。
７．二男タイプ（エニアグラムのタイプ３）は、女性コンプレックスを持っています。女性集団から、どう見られているかが気になって落ち着きません。
８．二女タイプ（エニアグラムのタイプ６）は、男性コンプレックスを持っています。男性集団から、どう見られているかが気になって落ち着きません。
９．末っ子タイプ（エニアグラムのタイプ４）は、優しい人コンプレックスを持っています。聖母のような優しい人を見ると、「甘えたい…、けれど拒絶されたらどうしよう」という複雑な気持になります。

で、話戻って、
妻に関心がない夫、夫に関心がない妻という者が、世の中には多数存在していますが、ほとんどはお母さんタイプと言って間違いないです。お母さんタイプの男性、お母さんタイプの女性は、関心が弱者に向くので、自分の関心が配偶者には向かわないのです。

そして、お母さんタイプは、子どもが出来ると、その傾向は、さらに顕著になります。
たとえば、男性なら、子どもにばかり興味が沸き、自分の奥さんのことを、自分の子どもの母親ぐらいにしか思わなくなります。
同じく、女性なら、子どもにばかり興味が沸き、自分の旦那さんのことを、自分の子どもの父親ぐらいにしか思わなくなります。

「亭主元気で留守がいい！」という言葉がありますが、この言葉は、典型的なお母さんタイプの女性の言葉です。また、自分の奥さんを家政婦ぐらいにしか思わない男性もお母さんタイプの特徴です。

お母さんタイプ以外の女性、特に、お父さんタイプや長男・長女・二男・二女・末っ子などの子どもタイプの女性は、「亭主元気で留守がいい！」等とは思いませんし、お母さんタイプ以外の男性、特に、お父さんタイプや長男・長女・二男・二女・末っ子などの子どもタイプの男性は、自分の奥さんを家政婦のように思ったりはしません。

よく、「子どもが１番、旦那は２番」と公言してはばからない女性がいますが、それは、生まれつき性格の成せる業だということは、よくよく理解していたほうがいいと思います。

世の中には、自分の奥さんのことをお母さんと呼び、自分の旦那さんのことをお父さんと呼ぶ人がいるのですが、それはお母さんタイプのあるあるで、お母さんタイプの人は、世の中には、結婚していつまで経っても、自分の奥さんのこと、自分の旦那さんのことを名前で呼ぶ人がいる…ということは知っておいたほうがいいと思います。

ちなみに我が家は、家内がお母さんタイプなので、私のカミさんは、私に関心がほとんどありません。いっぽう私は、末っ子タイプなので、カミさんに関心がないということは、ほとんどありません。まあ、いわゆる結婚してからずっと、そして子どもが出来てからは尚更に、私のカミさんに対する片思いが続いているわけですが、それも生まれつき性格の観点から鑑みれば、仕方がないことだなぁ…と半ばあきらめています。

あなたの家はどうですか？
あなたは、奥さんから関心を寄せられていますか？
あなたは、旦那さんから関心を寄せられていますか？

キャラ診断について、もっと深く知りたいとおっしゃる方は、どうぞお近くのキャラ診断アドバイザーまでお問い合わせください。

というわけで、今日は、「妻に関心がない夫、夫に関心がない妻」というテーマで、お話させていただきました。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

　　　　　　この記事を書いた人は、心理カウンセラー（公認心理師）の竹内成彦です。