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私(竹内成彦)は、ご自分の【アルコール依存症】に向き合っている人を、心から尊敬しています。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

私は、子どもの頃から痩せ体質でした。
40歳近くまで、いつ何を、どれだけ食べても、全く太りませんでした。
だから、いつも、好きな物を、好きな時に、好きなだけ、たくさん食べていました。

けれど、40歳を超えると、そんな食生活を続ける私に、少しずつ肥満が襲い始めてきました。私は、自分の履くズボンがきつくなり始めてきた感覚が、とても嫌でした。

それで、3時のおやつを食べるのをやめました。夕食後におやつを食べるのをやめました。それでも体質の変化なのでしょう。まだまだ体重が、少しずつ増えるのが止まりませんでした。
それで私は、昼食を抜くようにしました。朝食と夕食は、めいっぱい食べるのですが、昼食は、クラッカーを2~3枚ほど口にするだけにとどめたのです。

そうしたら、やっと私の体重増しは止まりました。
それでも50を超えると、また体重が増え始めました。それで私は、渋々、ゴールドジムに通うようになります。そうしたら、朝食は目いっぱい、昼食はクラッカー2~3枚程度、夕食はめいっぱい食べても、体重は増えていかなくなりました。

でも、60近くになり、ゴールジムをやめたら、胸板も腕も細くなったにも関わらず、私の下腹がぽっこり出るようになり、体重は変わらないものの、ウエストがどんどん太くなってきました。私は、そんな自分がまたまた嫌になりました。

それで私は、朝飯を腹六分目に抑えるようにし、昼飯は完全に抜き、夕食も腹六分目に抑えるようにし、自宅で筋トレをし始め、こまめに歩くようにし、また筋肉を増やしながら、体重をそのまま維持し続け、下腹を凹ませることに成功します。

私は、「もう私は、自分の体形を維持しようと思ったら、腹いっぱい食事を摂ることは出来ないんだな」と悟りました。
今の私は、いつも腹いっぱいになる一歩も二歩も手前で、食べ物を口にしないようにしております。私は、自分が太らないためにも、この習慣を一生維持し続けようと思っています。

私は、自分が、中年を過ぎて、痩せ体質から、太り体質に変化したことにより、ダイエットに苦しむ人たちのことを、今まで以上に、よく理解できるようになりました。それで私は、ダイエットアドバイザーの資格を取得し、今は「痩せたい」とおっしゃるクライアントの援助もしております。

※おかげさまで、今の私は、食事は、何を食べても、とっても美味しく幸せです。

私は、心理カウンセラーと言う職業柄、アルコール依存症者の方によく会います。彼らは、自分の病を治すために、アルコールを一滴も口にしようとしません。そう彼らは、大好きなお酒を、自分をハッピーにするお酒を、一生、一滴も口にしないよう、気をつけ続けているのです。それは、本当に凄いことだと思います。

ちょっと想像して欲しいのですが、
大好きなことを一生禁止にされる生活が、どれだけ残酷で苦痛なのか?
考えてみるだけでもゾッとしませんか?

私は、お酒が普通に好きです。ビールを飲むと「美味しいなあ」と思います。でも生中を2~3杯飲むと、「もう、いいや」という気持になります。それ以上 飲むと、気持ち悪くなるし、頭は痛くなるし、眠たくなるし、足元がふらつくからです。はい、私は、ありがたいことに、お酒を好きなだけ飲めて、そして少しの量で酔って眠てくなって、ホント平和で幸せな男です。

もしも私が、何杯飲んでも「美味しい、美味しい、メチャメチャ美味しい」と思って、気持ちも悪くならず眠くもならなかったら、どうでしょう?
私はきっと、お酒を飲むのをやめられないと思います。飲んで飲んで飲みまくって、正体を失って、オシッコをちびるほと飲み過ぎてしまうと思います。

そんな私は、つくづく幸運だったなぁと思います。お酒をちょっと飲むと、「もういいや。アルコールはいいや」と思える、そんな自分がラッキーだったと思います。もしも私が、お酒が底なしだったら、あるいはアルコール依存症になっていたかもしれません。

私は、自分の大好きなアルコールを断っている、元アルコール依存症の人のことを心から尊敬しています。大好きなアルコールを飲むのを、一生やめ続ける生活を送る決断をした彼らを、ホント心底尊敬しております。

アルコール依存症の人は、言わば、いきなり重い十字架を背負わされたようなものです。普通の人が我慢しなくていいことを、一生我慢しなければならないのですから、それは本当に不公平というか、過酷以外の何ものでもありません。

私は、酒もギャンブルも女も、人並み程度に好きで、本当に良かったなあ、幸運だったなあと思っています。そんな体質・気質に産んでくれた、両親に感謝していますし、神様に感謝しています。

私は、これからも、
彼ら、アルコール依存症者、ギャンブル依存症者、性依存症者の援助に、
情熱を捧げて参りたいと思います。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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