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【大阪市淀川区】悲報。宮原4丁目「メルパルク大阪」2023年12月31日営業終了。53年の歴史に幕。

竹内由紀子地域ニュースサイト号外NETライター(大阪市)
「メルパルク大阪」の入り口。

JR新大阪駅から近くの淀川区宮原4丁目にあった「メルパルク大阪」が、2023年12月31日(日)で営業を終了しています。ホテルやイベント会場として人気の施設でした。1970年の創業から53年間という長い期間営業されていた建物の営業終了が驚きを持って受け止められているようです。

ひときわ目を引く大きな建物だった「メルパルク大阪」。
ひときわ目を引く大きな建物だった「メルパルク大阪」。

道路沿いのひときわ目を引く大きな建物だった「メルパルク大阪」「ホテルメルパルク」「メルパルクホール」がビルの中にあり、宿泊施設、結婚式場、イベント用のホールとして知られていました。

営業終了後の「メルパルク大阪」の入り口のあたりの様子。
営業終了後の「メルパルク大阪」の入り口のあたりの様子。

現在は入口に、このような「営業終了のお知らせ」が貼られている状態となっています。

※営業終了の日付が公式発表より早い2023年12月28日(木)になっていますが、詳細は不明です。
※営業終了の日付が公式発表より早い2023年12月28日(木)になっていますが、詳細は不明です。

運営元のメルパルク株式会社のメディア向けの営業書類にも、以下のようなお知らせが掲載されています。大阪の施設はメルパルクの第1号としてよく知られていましたが、土地・建物を所有する「日本郵政不動産」との賃貸借契約が満了することから、今回の決定に。のメディア向けの営業書類にも

                          23 年 6 月 26 日
みなさま

メルパルク株式会社
ホテル メルパルク大阪
ホテル メルパルク大阪の営業終了のお知らせ

ホテル メルパルク大阪は、昭和 45 年(1970 年)11 月 13 日にメルパルク第 1 号としてオープンし、結婚式場・宴会場・ホールなどを運営してまいりましたが、現所有者である日本郵政不動産株式会社との定期建物賃貸借契約の終了に伴い、2023 年 12 月31 日をもって営業を終了することにいたしました。53 年間の永きにわたりご愛顧いただきました皆々様に厚く御礼申し上げます。

                        以上

2023年12月31日(日)の「ホテルメルパルク」の営業終了に先駆けて、1階にあったレストランカトレアも、2023年11月30日(木)に閉店したことが、お知らせのページに掲載されています。

1階にあり、外からも入りやすかった「レストランカトレア」。
1階にあり、外からも入りやすかった「レストランカトレア」。

こちらは、営業中だった2023年5月頃の「レストランカトレア」の様子です。ホテル宿泊客の為のレストランとしての営業の他、一般の人も利用できる気軽なカフェとしても人気がありました。ケーキセットが美味しかった記憶があります。

公式ホームページによれば、メルパルク株式会社は、婚礼大手のワタベウェディング株式会社が100%株式を所有されているようです。又、大阪と同様「ホテルメルパルク横浜」も2023年12月31日(日)に営業終了しています。

2022年9月には、全11ホテル(当時)のうち6ホテル(仙台・東京・長野・京都・岡山・松山)の営業も終了しており、今回の大阪と横浜の2ホテルの営業終了により、残る施設は名古屋・広島・熊本の3ホテルになります。

JR新大阪駅の北側から続く長い歩道橋
JR新大阪駅の北側から続く長い歩道橋

JR新大阪駅の北側から歩道橋伝いに行ける「メルパルク大阪」は、便利なロケーションのイベントホールとして、様々なアイドルのコンサートにも利用されていたようです。訪れた経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。なお、1階にあるメルパルク大阪郵便局は、現在は引き続き通常営業されていますが、2024年1月22日(月)に移転及び改称が予定されているようです。(※詳細はこちらで確認できます

長年親しんだ施設「メルパルク大阪」が、営業終了したのは大変残念ではありますが、便利な場所の大きな建物の今後の利用がどうなるのかを、期待をもって待ちたいと思います。

営業終了した「メルパルク大阪」 

〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原4丁目2-1

地域ニュースサイト号外NETライター(大阪市)

Z世代の娘と暮すマルチworker。吹田市在住。地域ニュースサイト号外NETで大阪市淀川区・西淀川区のライターをしています。大学は経済学部経済学科専攻でしたが、アートやインテリア等の趣味が嵩じ、生活雑貨メーカーで多様な商品開発に関与。現在は小説執筆中。淀川区は子供の頃過ごした思い入れのあるエリアです。街も生き物と考え、情報発信を通じて、様々な息吹を皆様にお伝えできればと思っています。

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