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【大阪市淀川区】塚本の名店「麻布珈琲店」でティータイム。フワフワしっとりハート型の「こらーげんぱん」

竹内由紀子地域ニュースサイト号外NETライター(大阪市)
ハート型の「こらーげんぱん」は「麻布珈琲店」開発のオリジナル。

JR塚本駅周辺は下町情緒あふれる大阪らしい街ですが、地元ならではの個性豊かなお店がたくさんあります。中でも、塚本駅東口を出てスグの「塚本駅前通商店街」には、地元に愛される名店「麻布珈琲店」が。最近ではオリジナル商品の「コラーゲンパン」が女性に人気とか。実際に訪れてみました。

「2001年 大阪市優良店舗コンクール 会頭賞受賞」にも輝いた「麻布珈琲店」

アーケードのある「塚本駅前通商店街」を入って間もなく左手に見えるお店が「麻布珈琲店」。クラシックで風格ある店構えが素敵で、思わず見とれてしまいます。

白を基調にした端麗な佇まいの「麻布珈琲店」。
白を基調にした端麗な佇まいの「麻布珈琲店」。

お店の表には、入店前に提供されるフードが分かりやすいよう「メニューブック」が広げてあり「サンドイッチ」や「パスタ」「ホットケーキ」等々、いかにも「The昭和の喫茶店」といった美味しそうなフードが並んでいました♪ 腹ごしらえにも、お茶するのにもピッタリのお店のようです。

いかにも「The昭和の喫茶店」といった美味しそうなフード。
いかにも「The昭和の喫茶店」といった美味しそうなフード。

店内は広々としています。随所に配して有る白煉瓦がヨーロッパ風でおしゃれな雰囲気ですね。何組かのお客様が歓談して、ドリンクやフードを楽しんでおられました。

店内は柔らかな明るさ。
店内は柔らかな明るさ。

「時が静かに流れている」感じがして、懐かしい雰囲気いっぱいの「麻布珈琲店」♪

地元のお馴染みさんが多そうなのですが、見慣れない私が入店して坐っても穏やかな空気は乱れず、自然に私も溶け込むことが出来ました。

「麻布珈琲店」のホームページには、店主のお店への想いが語られています。「あなたの天職は喫茶店だ」と言われ、前オーナーさんから麻布珈琲店を引き継いで以来、何十年もの間、懸命に働いて今日のお店を創り上げてこられたとのこと。お店の暖かい空気も、きっと店主の方のこだわりと頑張りの賜物なんですね♪

頑張っているお客さんやスタッフを笑顔にしたい! こだわりのオリジナル商品「コラーゲンパン」。

テーブルにあるメニューブックに、お目当ての「こらーげんぱん」のページがありました。高純度コラーゲンが1,500mgも配合されているんですね♪

高純度コラーゲンが1,500mgも配合されている「こらーげんぱん」。
高純度コラーゲンが1,500mgも配合されている「こらーげんぱん」。

女性に優しいヘルシーなパン「こらーげんぱん」が誕生するまでのお話が「麻布珈琲店」のホームページに載っています。

試行錯誤の末、完成したコラーゲン商品。                   コーヒーやランチメニューにコラーゲンを入れたりいろいろ試してみた結果、毎日食べてもらえるパンで試作をすすめることに決めました。始めての試作は想像していたものとはまったく違い甘味も旨味もないしどうしようと悩みました。
何度も何度も試作を繰り返しても納得できるものはできません。ここで諦めたら今までのことが失敗に終わってしまう。
お客さんやスタッフを笑顔にできるものを作りたいという想いと協力してくれている職人さんに申し訳ない気持ちと複雑な気持ちでした。
これを最後にと決めて、渾身のコラーゲンパンを創業メンバーで頼りにしているスタッフに食べてもらった時「これおいしいです、わたしこのパン好きです」って言ってくれたんです! その時の彼女の笑顔が嬉しくて諦めずに何度も挑戦して良かったと心の底から思いました。
テイクアウトで販売をスタートしリピーターになってくださるお客様もできました。
テイクアウトのお客様から「お友達のお土産に」とおっしゃっていただいた時はとても嬉しくて、その後コラーゲンマフィンが秘書の手土産の品評会で入選。今は県外からのご注文もいただいています。

お値段を見てビックリ。このハートの形の「こらーげんぱん」は、何と280円(税込)というお手頃価格なんです。コーヒーと紅茶、どちらにしようかと迷いましたが、飲み物は紅茶(アールグレイ)に決めて、オーダーしました。

たっぷりした大きさの「こらーげんぱん」。
たっぷりした大きさの「こらーげんぱん」。

数分後、まず提供された「こらーげんぱん」の大きさに驚きました。「大きいんですね」と思わず声が出ます。ハート型なのもとても可愛いくて、顔がほころびます。早速ちぎって食べてみました。

ふわふわ、しかもしっとりとした食感の「こらーげんぱん」。

食べ進めていくと、ふわふわ、しっとりの美味しい食感がたまりません。途中から、添えられたバターを付けてみたところ更に美味。「美味しい」と、又、大きな声が出てしまい首をすくめた私に、店主さんが微笑みを返して下さいました。こうして「笑顔」の輪が広がっていくんですね。

この美味しいパンを毎日手軽に買える地元の方は羨ましい限りです。風が強く寒い日でしたが「こらーげんぱん」と紅茶で身体も心も温まりました。

「ごちそうさまでした♪」

ショーケースを見ると、コラーゲンマフィンも並んでいます。こちらも美味しそうです。パンもマフィンもテイクアウトも出来ますよ♪

麻布珈琲店の原点は珈琲。顔が見える豆を丁寧にサイフォンで淹れる一杯。

「麻布珈琲店」のホームページには、下記のような原点である珈琲へのこだわりが載っています。

珈琲豆は、珈琲の匠と思う業者さんから仕入れ、ブレンド以外に季節の珈琲もご提案させていただいています。
季節の珈琲は、生産者さん顔が見える豆を選んでいます。
産地やそこで働く生産者さんの情報をお客様に伝えることで珈琲に興味をもってもらいその一杯がフェアートレードに繋がることをお伝えしています。
生産者さんが大切に育てた稀少価値の高い豆を、信頼する業者さんから仕入れ丁寧にサイフォンで抽出してお客様に提供させていただく。
そのことで、お客様にとって格別な一杯になれば幸いです。

3月~5月の春のコーヒーとして「グアテマラ エルインヘルトー」。
3月~5月の春のコーヒーとして「グアテマラ エルインヘルトー」。

スペシャリティコーヒーとしての季節のコーヒーも提供されており、テーブルには、3月~5月の春のコーヒー「グアテマラ エルインヘルトー」の解説がありました。

種類も多くお手頃価格の「モーニングメニュー」。
種類も多くお手頃価格の「モーニングメニュー」。

実は「麻布珈琲店」では、モーニングタイムのお手頃メニューも人気とか。「しっかり食べて良い一日をお過ごしください!」というメッセージも嬉しいですね。

「麻布珈琲店」の店頭看板。
「麻布珈琲店」の店頭看板。

「塚本駅前通商店街」の「麻布珈琲店」は地元に愛される昔懐かしい喫茶店ですが、地域以外の方にもオススメしたいお店です。

「塚本駅前通」を入ってスグ、左手にある「麻布珈琲店」。
「塚本駅前通」を入ってスグ、左手にある「麻布珈琲店」。

現在開催中の「帰ってきた♪ 塚本バル2024春」にも参加されています。是非一度「麻布珈琲店」にお出掛けになって、美味しい珈琲や「こらーげんぱん」、そしてランチ等を味わって頂いてはどうでしょうか。  

「麻布珈琲店」

〒532-0026 大阪府大阪市淀川区塚本2丁目25-5

地域ニュースサイト号外NETライター(大阪市)

Z世代の娘と暮すマルチworker。吹田市在住。地域ニュースサイト号外NETで大阪市淀川区・西淀川区のライターをしています。大学は経済学部経済学科専攻でしたが、アートやインテリア等の趣味が嵩じ、生活雑貨メーカーで多様な商品開発に関与。現在は小説執筆中。淀川区は子供の頃過ごした思い入れのあるエリアです。街も生き物と考え、情報発信を通じて、様々な息吹を皆様にお伝えできればと思っています。

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