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【大阪市淀川区】悲報。十三東の隠れ家カフェ「087 COFFEE(オハナ コーヒー)」4月7日閉店。

竹内由紀子地域ニュースサイト号外NETライター(大阪市)
営業していた頃の「087 COFFEE」の店名表示。

阪急電車十三駅東口から徒歩約数分の素敵な隠れ家カフェ「087 COFFEE(オハナ コーヒー)」が、2024年4月7日(日)をもって閉店し、地元のファンの皆さんに惜しまれています。

営業していた頃の「087 COFFEE」の外観。
営業していた頃の「087 COFFEE」の外観。

「087 COFFEE(オハナ コーヒー)」は、つばめロードという可愛い名前の通りを東へ進み、突き当りを左へ折れ、少し行ったところの小さな踏切の傍にありました。

古い民家とマンションが混在する昔からの街、十三東5丁目。
古い民家とマンションが混在する昔からの街、十三東5丁目。

近くには、十三中学校もあります。阪急電車京都線の踏切の向こうの「サントピア淀川」の一階に並ぶ店の一角。前を通らないとお店があるとはわからないロケーション。

急行や特急も通過する古びた踏切も昔ながらの雰囲気。
急行や特急も通過する古びた踏切も昔ながらの雰囲気。

ライトグレーのコンクリートで入り口や窓は木枠、ハンド硝子の外観が、とてもおしゃれなカフェでした。

さり気ない店名表示が素敵だった「087 COFFEE」。
さり気ない店名表示が素敵だった「087 COFFEE」。

私が訪れた2024年4月18日(木)には、既にシャッターが閉まった状態になっていました。

シャッターが閉まった現在の様子。
シャッターが閉まった現在の様子。

こちらは、営業しておられた頃のお店の中です。オープン日は2022年7月22日(金)なので、もうすぐ丸2年というタイミングでの閉店は、とても残念ですね。

営業しておられた頃のきれいに拭きあげられた長いカウンター。
営業しておられた頃のきれいに拭きあげられた長いカウンター。

「087 COFFEE(オハナ コーヒー)」のInstagramには、今回の閉店に関する店主の早川さんの次のような閉店のメッセージが載っています。ご事情がわかる内容になっています。

-お知らせ-
直前のご報告になり申し訳ありません
087 COFFEEは4/7をもって閉店致します
4月から保育園も決まって再開する気満々だったのですが
このようなことになってしまい
また今のタイミングでのご報告になってしまい本当に申し訳ございません
まだオープンして2年弱…これからもっと色んなことにチャレンジしていきたいと思っていたところだったので。。。悔しい。。。が正直な気持ちです
が! おかげで子供とイチャイチャする時間が増えるわーって開き直ることにしました 直接お会いできた方や問い合わせいただいた方々には先にお伝えさせていただきましたがオハナはTOKYOへお引越しします
旦那さんのお仕事の都合もあり物件の契約の関係もあり
SNSでの公開が本日になってしまって申し訳ございません
今の店舗に関してはまだまだ綺麗で取り壊すのは惜しいということで
ご縁があって次の方にそのまま使っていただけることになりました
今までの人生で一番高いお買い物であり思い入れ、、、しかない! お店なので大事に使っていただければ嬉しいですし これからも変わらず通っていただけるとHappyです
以前もお伝えしておりました通り4/5~4/7はゆるーく営業します!
産休・育休からそのままさようなら・・・は、再開を心待ちにしてくださっていたお客様にも申し訳なく私自身の気持ちの整理のためにも最後にオハナに時間をください ぜひぜひ産後太りのふくよかオハナに会いに来てください
お待ちしております

子育てに奮闘しながら頑張っておられた店主の早川さん。東京へ移転されるのですね。以前、取材にお邪魔した際に「お昼は自家焙煎珈琲やオリジナルドリンク、デザート、フードを提供。夜はお酒もある夜カフェとして二つの顔を持つお店にしたい」と語られていました。今から思うと、昼も夜もということは、かなりのハードワークだったのではないでしょうか。

アイアンを使ったチェア。オイルステイン風のダークカラーのテーブル等、素敵だった「087 COFFEE」の店内インテリア。
アイアンを使ったチェア。オイルステイン風のダークカラーのテーブル等、素敵だった「087 COFFEE」の店内インテリア。

営業されていた頃の長いカウンターや厨房、素敵なインテリアが懐かしく思い出されますが、次のお店が店内を生かしてそのまま使われるということなので、ホッと一安心しました。

香り高い自家焙煎の珈琲が人気だった「087 COFFEE」。
香り高い自家焙煎の珈琲が人気だった「087 COFFEE」。

毎日、こだわって選んだ生豆を、店内で焙煎し、テイスティングして味を確認し、その日のベストなコーヒを提供して、訪れた人に楽しんでもらうことがコンセプトだった「087 COFFEE(オハナ コーヒー)」。店名にあるように、お店に訪れた人同士の絆の輪が広まる楽しいお店も目指しておられました。

早川さん、本当にお疲れ様でした。店主の方の情熱が、新たなお店に引き継がれてゆくことを、心から楽しみに待ちたいと思います。 

閉店した「087 COFFEE(オハナ コーヒー)」のあった場所

〒532-0023 大阪府大阪市淀川区十三東5丁目1-62

地域ニュースサイト号外NETライター(大阪市)

Z世代の娘と暮すマルチworker。吹田市在住。地域ニュースサイト号外NETで大阪市淀川区・西淀川区のライターをしています。大学は経済学部経済学科専攻でしたが、アートやインテリア等の趣味が嵩じ、生活雑貨メーカーで多様な商品開発に関与。現在は小説執筆中。淀川区は子供の頃過ごした思い入れのあるエリアです。街も生き物と考え、情報発信を通じて、様々な息吹を皆様にお伝えできればと思っています。

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