【台湾】台北のアメ横!問屋街「迪化街」で、年貨大街の春節お菓子めぐり。
今年も中国やその他のアジア諸国で、新年を祝う「お正月(春節)」が始まりました。
春節は、旧暦の正月を基準にしていることから今年の2024年は、2月10日(土)から始まります。
その時期は、家族が集まり食事をしたり、花火を打ち上げたり、伝統的な行事を行って新年をお祝いしています。
日本でも年末年始になると、東京都台東区の「アメヤ横丁」は、食材やさまざまな商品を求める人々でにぎわい、その活気がある様子は毎年の風物詩です。
また、台北のアメ横とも言われている台湾観光名所『迪化街(中国語でディーホアジエ)』は、台湾の人口9割以上を占める漢民族系台湾人の文化や歴史が色濃く残る場所として知られています。
特に迪化街は、春節の時期が近づくと、伝統的な縁起の良い物や食べ物が豊富に提供され、国内外から多くの人が集まります。
その中でもお菓子は特に人気があり、家族や友人への贈り物として、また自分へのご褒美として、さまざまなお菓子が店頭に並びます。
一部のお店では、量り売りで購入が可能で、バラ売りシステムによって自分好みや量を選んで購入が出来るため、多くの購入客が集まり、また観光客にも好評です。今回は、輸入菓子マニア「タマ・アニ」が『迪化街(てきかがい)』で見つけた、新年にちなんだ台湾のお菓子をご紹介です。
大紅包 軟糖
中国のご祝儀袋『紅包』をイメージしたパッケージ。
『紅包(ホンバオ)』ともいわれる中国のご祝儀袋『利是袋』。日本のお年玉袋とは違いお札は折らないで入れます。
お菓子は、もち米と麦芽糖などで作られたヴィーガン対応の梅グミ。華やかな赤い袋は、おめでたい行事や旧正月にぴったりの商品。
金錢旺萊 軟糖
こちらは、パイナップルをかたどったパッケージ。
「パイナップル(鳳梨)」は、台湾語で『オンライ』と読み、幸せを意味する「旺來(オンライ)」と同じ発音の事から、幸運を呼び込む縁起の良いものとされています。
中央の漢字は、台湾の新年あいさつ「恭喜發財(ゴンシーファーツァイ)」。
燈籠 軟糖
縁起の良い複数の文字を結合して一つにした「合字」が書かれたデザイン。
吉祥祈願や邪気を払う意味を込めた「提灯(ランタン)」をイメージしたパッケージです。
『招財進宝(しょうざいしんぽう)』=財を招いて金運を招き寄せる。
『日進斗金(にっしんときん)』=毎日一斗(18リットル)のお金が増えますように。
『恭喜發財(きょうきはつざい)』=お金がたまりますように。お菓子はどれも「マンゴー(芒果)」フレーバーのソフトキャンディ。
金瑞祥PKFC 福袋 軟糖
縁起の良い福袋をモチーフ。
中のお菓子は、マンゴーやイチゴ、グレープフレーバーのゼリー状の砂糖菓子。
『遷喬之望(せんきょうのぼう)』=立身出世を願う。
双喜愛 軟糖
喜を2つならべた「双喜紋(そうきもん)」を描いた豪華なギフトボックス。
お菓子は、丁寧にビニールで包装されています。中のお菓子は、縁起の良い「梅」のゼリー。
迪化街で購入した春節のお菓子は、どれも縁起が良く台湾の伝統と現代の融合した台湾文化の深さと多様性を感じさせてくれるものでした。
ぜひ、台湾の旧正月期間前後に訪れた歳に、台湾春節のにぎわいとグルメを楽しんでくださいね。また、一部のお菓子は、日本のネット通販でも購入が可能ですよ!