【キャンプ料理に必要なギア特集】タークやカッティングボード、インスタ映えする調理器具が登場
ひと昔前は、キャンプ料理というと「BBQで肉を焼く」くらいしか無かったですよね。
でも最近ではアヒージョやパエリア、ローストビーフなど、手の込んだ料理も作ることができるんですよ!
このようにキャンプで作られる料理の幅が広がったことで、調理に必要なギアも増えています。
そこで今回は、キャンプ料理に必要なギアを網羅的に紹介します。
自分が作りたい料理には、何のギアが必要なのか、ぜひ参考にしてくださいね。
フライパン
まずトップバッターで紹介するのは「フライパン」!
フライパンさえあれば、「炒める・揚げる・煮る」の3つが行えるので調理の幅が広がります。
キャンプではあまり多くの調理道具を持っていけないことが多いので、フライパンのように汎用性が高い調理器具があると便利です。
タークのフライパン
今回紹介するのはタークのフライパンです。
タークは、ドイツの鉄フライパンメーカーです。
100年間変わらない製造方法を受け継いで、職人が1本1本時間をかけてフライパンを作っています。
その無骨で飾らない表情から、タークのフライパンはキャンパーに大人気です!
■タナの一言
僕もタークのフライパンを愛用しています。強い火力にも耐えられるので、焚き火にそのまま置いて使うことが多いですね。
タークのクラシックフライパンは1枚の鉄板から作られていて、繋ぎ目がないんです。とても頑丈で「100年使えるフライパン」と言われているんですよ。
鉄フライパンは購入したら、最初はシーズニングが必要だったり、使うたびにメンテナンスが必要です。
しかし自分で育てていけるので、その手間も含めてキャンパーに愛されているのだと思います。
ダッチオーブン
続いて紹介するのは、ダッチオーブンです。
ダッチオーブンは焼く・煮る・蒸す・揚げるなど、汎用性が高い調理器具です。
また厚みのある素材でできているので、熱をためこみやすく、保温効果に優れています。
保温性が高いと、食べるたびに温めなおさなくていいので便利ですね。
SOTOのステンレスダッチオーブン
今回紹介するのは、SOTOのステンレスダッチオーブンです。
SOTOのステンレスダッチオーブンは衝撃や温度変化に強いので、強火になりがちな焚き火にも最適です。
またSOTOのステンレスダッチオーブンはガスコンロ・オーブンでも使用できるので、自宅での料理にも使えるんですよ。
一般的にダッチオーブンは鉄製が多いのですが、SOTOはステンレス製なので、お手入れも簡単です!
■タナの一言
SOTOのステンレスダッチオーブンは僕も1台持っています。
冬場のキャンプではBBQでお肉を食べるだけじゃなくて、温かいスープなど汁ものも食べたくなりますよね。
僕はステンレスダッチオーブンを、トライポッドに掛けて調理をしています。
「これぞキャンプ料理!」という感じで雰囲気が出ますし、写真映えも最高です。
SOTOのステンレスダッチオーブンは「お手軽にキャンプらしい調理をしたい!」という方に、おすすめのアイテムです。
メスティン
3つ目にご紹介するのは、最近なにかと話題のメスティンです。
メスティンは小型でアルミ製のため熱伝導率が高いので、小さな火でも調理ができるのが特徴です。
焚き火はせずに、火力が弱いアルコールバーナーで調理をする時に、メスティンがあると効率が上がりますよ。
トランギアのメスティン
今回はレシピブックが発売されるほどの人気商品である、トランギアのメスティンを紹介します。
トランギアのメスティンはレシピブックがあるほど人気なので、料理のレパートリーには困らないと思います。
これからキャンプ料理を始めたい!という人にもおすすめですね。
そしてメスティンの中には、アルコールバーナーやゴトクを収納できるんです。
サイズは2種類あって、1.8合くらい炊ける通常のサイズと、3.5合くらい炊けるラージサイズがあります。
■タナの一言
トランギアのメスティンは、インスタグラムやYouTubeでも投稿されている方が多いですよね。
メスティンというとアルコールバーナーでの調理が多いですが、アルコールバーナーもメスティンから販売されています。
僕がメスティンでご飯を炊くときは、焚き火台の中に入れてしまいます。
僕は沸騰してきたら弱火で10分~15分置いて、その後10分~15分蒸らしてご飯を炊いています。
この方法で、ほぼ確実においしくご飯が炊けますよ。
あと全体的に薄いので料理の汚れが付きやすいんですけど、アルミタワシなどでゴシゴシこすれば綺麗になるので、そこまで心配しなくて大丈夫だと思います!
スキレット
続いてはスキレットを紹介します。
スキレットはフライパンより厚みがあって、全体に熱が均一に伝わりやすいんですよね。
というのも、鉄フライパンは鉄板をたたいたりプレスしたりして成型するんですが、スキレットは型に鉄を流し込み成型するんです。
そのため厚みがあって熱が全体に伝わりやすくて、食材のうまみが引き出しやすいんですよ!
スキレットといえば、LODGEが有名ですね。
LODGEのスキレット
LODGE(ロッジ)は、120年以上の歴史があるアメリカの調理器具メーカーです。
工場出荷時にシーズニングを済ませているので、購入したらすぐに使えるのが特徴です。
LODGEのスキレットは5mmの厚さがあるので、温度のムラが少なくて、食材のうまみを芯から引き出しやすいんですよ。
■タナの一言
僕はスキレットと一緒に、別売りの蓋とブラシを購入しました。
ブラシはかなり硬めで、ゴシゴシこすればこびりついた汚れも落としてくれます。
蓋はかなり重量があり内部の熱を逃がさないので、スキレットをオーブンとしても使うことができます。
僕は6.5インチの小さめなスキレットを使っています。
手のひらサイズくらいの大きさなので、大きめのステーキは焼けませんが、目玉焼きやベーコンを焼くには問題ない大きさです。
先ほどのタークのフライパンもそうですが、スキレットのメンテナンスは少し大変です。
僕のスキレットは一度サビてしまったので、磨いて綺麗にしました。
そういった手間も含めて、長く使えるアイテムが欲しい人にオススメです。
焚き火台
焚き火台はキャンプの定番、BBQには欠かせないアイテムです。
炭火の遠赤外線により、旨味が凝縮されたお肉は肉汁があふれ出ます。
なかなか家の中では炭火を使えないので、これぞ「キャンプ料理」といえるのではないでしょうか。
焚き火台は、特に人気が高い「SnowPeakの焚火台」と「ピコグリル」の2つをご紹介します。
スノーピークの焚き火台
まずSnowPeakの焚火台の特長から見ていきましょう。
SnowPeakの焚火台といえば、「焚き火台の元祖」といえるアイテムです。
シンプルな構造で開くだけで、簡単に設営ができるのが特徴です。
この焚き火台によって「直火禁止」がキャンパーのマナーとなったくらい、有名なアイテムですね。
SnowPeakの焚火台には、1~2人用のS、2~3人用のM、3~4人用のLの3種類のサイズがあります。
ピコグリル ピコグリル398
続いてはピコグリルです。
ピコグリルは重量が約400gと、超軽量の焚き火台です。
ピコグリルは、V字型の構造になっているので、燃焼効率がよく、大きな薪でもよく燃えるのが特徴です。
別売りのスピットがあれば串として使ったり、ゴトクのように鍋を置いたりできますよ。
■タナの一言
SnowPeakの焚き火台は多少重量がありますが、その分頑丈です。
キャンパーさん取材で15年以上、SnowPeakの焚き火台を使われている方がいましたが「全然壊れないので現役で使っている」とおっしゃっていました。
一方、軽くて組み立ても簡単なピコグリルは、初心者の方や女性にとても人気です。
僕も使っていますが、使った後は軽く灰を払えばそのまま収納できます。手入れはほとんどしていないですね。
フレームが細いので耐荷重がないと思われるかもしれませんが、僕はダッチオーブンなど重たいものを乗せても、壊したことはありません。
バーナー
続いて紹介するのは、バーナーです。
安定した火力で調理をしたいときには、バーナーがおすすめです。
バーナーであれば焚き火のように、火をおこす手間はありませんし、細かな火力の調整もできます。
また焚き火をしたときの、煙の臭いが気になる人にも、バーナーはおすすめです。
バーナーも人気アイテムが多いですが、特に人気が高い「SOTOのレギュレーターストーブ」と「ColemanのパワーハウスLPツーバーナーストーブ」の2つをご紹介します。
SOTOのレギュレーターストーブ
まず紹介するのは、SOTOのレギュレーターストーブです。
SOTOのレギュレーターストーブは、SOTO独自の技術で外の気温が低下しても、安定した火力を保っていられるという特徴があります。
またゴトクが大きいので、調理器具を安定して置けます。
SOTOのレギュレーターストーブには、溶岩プレートや風防などいろいろなオプションがあるので、集める楽しさがありますね。
コールマンのパワーハウスLPツーバーナーストーブ
続いてはコールマンのパワーハウスLPツーバーナーストーブです。
コールマンのパワーハウスLPツーバーナーストーブには、バーナーが2口あるので、同時に2種類の料理を作れるのがなんといっても魅力なポイントです。
おまけに家庭用ガスコンロと変わらないくらい、火力が大きいんです。
ツマミを回して火力調整をするので、自宅で料理をする感覚で使用できるのがいいですね。
■タナの一言
キャンパーさんの中には「焚き火の匂いが気になる」という方が、結構いらっしゃいます。
特に最近はオシャレなファッションの方も多いので、なるべく匂いを付けたくないという人は多いですよね。
バーナーを使えば匂いがつきませんし、火起こしも必要ないので手が汚れません。
まさにバーナーはスマートにキャンプ料理ができる、調理器具と言えますね。
あとちょっとコーヒーやお茶を飲みたいって時に、いちいち炭や薪の火起こしをするのは大変ですよね。
そんな時にもバーナーを使えば、サッとお湯を沸かすことができるので、キャンプにあると便利ですよ!
クッカー
キャンプ料理にクッカーも必要ですね。
クッカーはバーナーや焚き火台の上に置いて、鍋やフライパンとして使うことができる調理器具のことです。
調理した後はクッカーをそのままお皿や丼としても使えるので、あると便利なんですよね。
キャンプで食器や調理道具を少なくしたい時には、ぜひクッカーを持っていくといいんじゃないかなと思います。
※画像はSnowPeakのアルミパーソナルクッカーセット
■タナの一言
クッカーは鍋・蓋がフライパンになるものや、サイズの違うクッカーを重ねて収納できるものもあります。
なるべく荷物を少なくしたい人は、クッカーを持っていればフライパンや鍋を持っていく必要がなくなるので、持っておくと便利ですよ。
ただクッカーは種類がたくさんあるんですよね。
自分のキャンプスタイルに合わせて、大きさや材質、形状とかがピッタリくるものを選ぶのがいいと思います。
シェラカップ
続いて紹介するのは、シェラカップ。
シェラカップはお湯を沸かしたり、コップとして使ったりできます。
クッカーの小型版のようなイメージなので、調理も可能ですが小さいものが多いため本格的な調理には向いていません。
その分シェラカップは軽量でコンパクトなので、携帯しやすいのが特徴です。
※画像はSnowPeakのまぐシェラカップ
■タナの一言
シェラカップといえばコップや計量カップとして使うことが多いですが、僕はコーヒー豆の焙煎にも使っています。
シェラカップは直接火にかけることができるので、アイディア次第でいろいろな用途に使えるアイテムです。
シェラカップを火にかける場合は、持ち手のところにも熱が伝わってくるので、手袋を使うようにしてくださいね。
まな板
食材を切るときには必ず必要な、まな板。
アウトドア用の薄くて軽量なまな板や、木製で食事の時にプレートになるまな板があります。
ハサミなどで食材を切れば、まな板を使わないで済みますが、やっぱりまな板を使わないと効率が落ちやすいですよね。
まな板で食材を切ると、いろんな料理が作りやすくなるので、必ず持っていきたいアイテムですね。
※画像はSnowPeakのMYプレート
■タナの一言
僕はキャンプ料理にこだわっているので、まな板や食器にもこだわっています。
まな板はArte Legnoというブランドのものを使っていますが、オリーブの木を切り出したもので、木目がそのままデザインになっています。なので一つひとつのまな板に個性があって、とても気に入っています。
実用性を求めるのであれば、樹脂製の薄くて軽い、まな板がいいでしょう。デザイン性を求める人におすすめなのは、木製のまな板ですね。自分の好みに合ったまな板を探してみてください。
ナイフ
最後に紹介するのは、男の憧れ、ナイフです。
本格的に料理をするときは包丁の方が使い勝手がいいですが、軽く料理をするだけで、あまり食材を切ったりしない場合はナイフをおすすめします。
ナイフは包丁よりもコンパクトでサヤもついているので、持ち運びが楽です。
また折り畳みタイプは刃が完全に隠れるので、携帯しやすいですよ。
※画像はモーラナイフ
■タナの一言
ナイフは男の憧れですよね。僕はこれまでに何本も購入しています。
ナイフには金属製とカーボン製のものがありますが、カーボンはしっかりとお手入れをしないとサビてしまうことがあります。
カーボンよりは切れ味が落ちますが、金属製でステンレスのものを買えば、ほとんどお手入れは不要です。
初心者の方には、金属製でステンレスのナイフがおすすめです。
料理ギアでキャンプをもっと楽しもう
今回はキャンプ料理で必要なギアを10個まとめてご紹介いたしました。
食事はキャンプの中で大きな楽しみのひとつです。ギアを充実させて美味しい料理を作りたいですよね。
キャンプでは炭火で焼いたり、食材のうまみを引き出せるギアで調理をしたりするので、家庭とは一味違った料理を作ることができます。
その料理を自然豊かな景色の中で食べたら最高ですよね!
でも、今回ご紹介したギアをすべて揃える必要はありません。
ご自宅で使っている調理器具の中でキャンプで使えるものがあれば、まずそれをキャンプでも使っていきましょう。
その上で自分が作りたい料理に足りないギアがあれば、買い足せば十分です。ギアを買い足す必要が出てきたら、ぜひ今回の記事を参考にしてください。