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【高野町(高野山エリア)】夜の高野山を散歩する。昼間とは異なる二大聖地のすがた

田中寛人地域のあしもとマイスター(橋本市・高野町)

普段、多くの方が見ている高野山の姿は昼の姿。
夜の高野山はまた少し趣が異なります。

おみやげ物屋さん、飲食店が早い時間に閉まり、お寺によっては17時には夕食時間になり、入浴時間も門限も一般的な宿よりも早い高野山ではなかなか夜暗くなってから外出しようと思いづらいのですが、是非一度は夜の高野山も楽しんでみてください。

壇上伽藍では

中門や根本大塔などがライトアップされています。

日中太陽光の下では気づかないような部分がはっきり見えて、見える景色が変化しています。

視界も開けており、ライトが届くので足元もそれほど暗くはありません

中門のライトアップ
中門のライトアップ

根本大塔のライトアップ
根本大塔のライトアップ

周りが闇なので、普段見ない箇所に視線が行く
周りが闇なので、普段見ない箇所に視線が行く

昼間の根本大塔
昼間の根本大塔

ライトアップされていないお堂はこんな感じ
ライトアップされていないお堂はこんな感じ

奥の院では

石灯籠が道を照らしてくれていますが、所々暗い部分もあり壇上伽藍よりは足元に気を付けた方が良いです。

夜遅い時間帯になるとほとんど人がおらず、野生動物の声がして、暗闇が苦手な人、道から少しそれて武将のお墓を散策したい人には怖いかもしれません。

一番奥の弘法大師御廟は吊るされた灯籠が照らしてくれるので明るいです。

石灯籠が照らしてくれます
石灯籠が照らしてくれます

随所に街灯があり、非常に明るいのですが景観にはマッチしていません
随所に街灯があり、非常に明るいのですが景観にはマッチしていません

街灯のない場所の石灯籠。ぼんやりとした優しい灯りは美しい
街灯のない場所の石灯籠。ぼんやりとした優しい灯りは美しい

ほとんど人がおらず、静かで(外国人が来ている場合は除く)、じっくり拝んだり、自身と向き合う時間を作ることができます。
是非夜の高野山もお楽しみください。

※授与所はどこも閉まっています。

地域のあしもとマイスター(橋本市・高野町)

和歌山県高野町在住。現場のフィールドワークを通してその土地ならではの地域資源を掘り起こし、地域づくりにつながる高付加価値商品開発や体験プログラムの企画造成支援や実践を行っています。そのスキルも活かして皆さまのまだ見ぬ和歌山県をお届けしていきたいと思っています。民俗学と発酵と和の薬草と昆虫食と染色のイベントもしています。

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