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【橋本市(高野山エリア)】スコップ三味線とはいったい何? 現場で見たら結構攻める団体だった!

田中寛人地域のあしもとマイスター(橋本市・高野町)

先日、JA 紀北かわかみ女性会の中のサークルの一つ「スコップ三味線」サークルを取材させていただきました。

スコップ三味線とは (wikipedia より)
スコップ三味線は、青森県津軽地方発祥の日本の演奏芸。スコップと栓抜きを用いて、音楽に合わせて津軽三味線の演奏をまねた「あてぶり」をするものである(スコップを叩くので音は出る)
楽器演奏の技術を必要とせず、誰でも行うことができるが、青森県出身の伊奈かっぺいによると「本当に弾いているように見せるには、熟練のワザが必要」という。「スコップ三味線世界大会」も毎年開催されている。
【演奏法】
左手は、スコップの柄の部分をつかみ、曲の高低に合わせて上下させる。特に、津軽三味線独特の音程を下から上に上げる奏法を取り入れることにより、よりリアルな奏法になる。右手は栓抜きを持ち、音に合わせてスコップを叩く。

こちらのサークルメンバーの皆さんは40代~70代と幅広く、9人居られますが、動ける人がイベントに参加する形で活動されています。

私がイベント会場で見学した際は、

 1. 北島三郎 「祭」

 2. おもちゃのcha-cha-cha

 3. 荻野目洋子 「ダンシングヒーロー」

を演奏されていました。

実際に使われているもの。三味線の代わりに普通のスコップと、バチの代わりには栓抜きを使用。
実際に使われているもの。三味線の代わりに普通のスコップと、バチの代わりには栓抜きを使用。

スタート時は、「三味線風にパフォーマンスされるんだな~」という気持ちで見始めるワタシ
スタート時は、「三味線風にパフォーマンスされるんだな~」という気持ちで見始めるワタシ

あれ? 立ち上がった・・・
あれ? 立ち上がった・・・

お、かぶりものし始めた・・・(JA紀北かわかみのマスコット「かきたん」帽)
お、かぶりものし始めた・・・(JA紀北かわかみのマスコット「かきたん」帽)

おおー、これはドリフの雷様・・・(個人的感想です)
おおー、これはドリフの雷様・・・(個人的感想です)

終演後の感想「なんだかすごいっ」
終演後の感想「なんだかすごいっ」

スコップ三味線を見たことなかった私は、お座敷で正座してあまり動かず演奏する三味線のイメージを想像していましたが、実際には手元の演奏パフォーマンスだけでなく、体全体を使ったパフォーマンスが印象的で、衣装も凝っていて初見時はビックリしました。あと、見ていてだんだん楽しくなってきます♪

言葉と写真ではなかなか伝わり辛い楽しさがあるので、ぜひ実際に演奏されている動画(2021年)もご覧ください。

「お?」→「おおー!」になります。

(質問)スコップ三味線の魅力とは何ですか?

・やっていて自分が楽しい。

・みんなと一緒にできて、楽しい

・地域に出ていくキッカケになる。

・ボランティアで老人ホームを回って演奏会を開催しており、施設のみなさんがとても喜んでくれる。みんなが明るくなる。そんな地域の方に喜んでもらえるのが嬉しい。 ※イベントのお声がけ待ってます!

色々ポーズ頂きました!
色々ポーズ頂きました!

そんなスコップ三味線サークルは現在新規メンバー募集中

・音痴、歌が上手くなくても問題ありません

・かつらぎ町、橋本市、九度山町、高野町の方

・女性会として年会費500円必要(女性会の他のサークルにも参加できます)

※他のサークル:手芸・リズム体操・大正琴・編み物・押し花・トールペイント・レザークラフト・墨絵 +参加費別で料理教室、寄せ植え教室・バス旅行など

みんな笑顔で楽しそう♪
みんな笑顔で楽しそう♪

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「スコップ三味線」サークル

お問合せ先:JA 紀北かわかみ 総務部生活課 女性会担当

住所:和歌山県橋本市高野口町名古曽925-1

電話:0736-42-2325

地域のあしもとマイスター(橋本市・高野町)

和歌山県高野町在住。現場のフィールドワークを通してその土地ならではの地域資源を掘り起こし、地域づくりにつながる高付加価値商品開発や体験プログラムの企画造成支援や実践を行っています。そのスキルも活かして皆さまのまだ見ぬ和歌山県をお届けしていきたいと思っています。民俗学と発酵と和の薬草と昆虫食と染色のイベントもしています。

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