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【多肉植物】今年は早かった!葉焼け被害報告と原因と広めない対策をご紹介

tanikuday_ちか多肉植物youtuber&ブロガー

すっかり梅雨が明け夏本番!日差しが痛い日が続いています。日焼けに気を付けるのは人も多肉植物も同じですね。

人は日焼け止めや日傘や様々な対策を講じジリジリの日差しから体を守りますが、多肉植物も同じです。特に今年は7月にはすでに数日間の猛暑日を記録し、例年の対策以上に気を付ける点が増えそうです。

今日は、多肉植物の葉焼けとは?原因や対策をご紹介します。すでに我が家はいくつか被害にあっているので重症度も一緒にみていただければと思います。

多肉植物が葉焼けってどういう状態?

多肉植物の葉焼けとは、強い日差しの影響で葉が、人でいう日焼けを起こした状態です。日差しが強くなりはじめるこの時期は、昨日まで大丈夫だった置き場所でも葉焼けする事があります。むしろ、この油断が原因で葉焼けしてしまいます。

急に変化するのが特徴で、朝は緑色だった苗が夕方には、黒く変色しています。

ここからは、多肉の葉焼けの原因についてご紹介します。

多肉植物が葉焼けしてしまう5つの原因

5つのバランスが崩れると葉焼けが起こりやすい状態を引き起こします。

急激な日差しの変化

1つ目の原因は、急激な日差しの変化です。ちょうど今の時期は梅雨から夏に季節が移り替わり、曇り空が続く日から一変、雲一つない青空が続きます。急激な日差しの強さに耐える事ができるず焼けて焦げてしまいます。

十分な保水がなされていない

葉がシワシワだったり、触ると柔らかい状態は水分が足りない状態です。人でいうと潤いのある肌と乾燥した肌どちらが紫外線の刺激を受けやすいと思いますか?

答えは乾燥した肌の方が刺激に弱いですよね。

多肉植物も同じです。刺激に弱いため強い日差しに耐えらえず焦げてしまいます。

風通しが悪い

風が通る事で、葉の表面と内部の温度が下がり強い日差しに負けないようになります。葉焼け以外のもジュレやカビなどにも大きな影響を及ぼす風通し。日差しや水よりも風通しの良し悪しで多肉がダメになる確率が変わります。

日差しが強すぎる

日中の11時~16時頃は太陽の高度が高くもっとも日差しが強い時間帯です。この11時~16時に直接日差しがあたる場所にある場合は注意が必要です。

レンズ効果

水やり後に葉に残った水分がレンズの役割を果たし、日差しの光を集めてしまい葉が焦げる事があります。水やり後は特に成長点付近の水滴飛ばしを入念に行いましょう。

葉焼けを放置するのどうなるの?

葉が焼けると、組織が壊れた状態になります。

コレも人の日焼けと一緒です。肌表面の日焼けや新陳代謝で剥けて新しくなりますが、重度の火傷は肌内部の組織が破壊され外科的処置を必要とします。

多肉植物も同じで、表面が焦げ広範囲でない場合放置してもその葉がやがて枯れて成長点から新しい葉が育ちますが、葉の内部まで焼けている場合は、組織が破壊されやがて腐り「ジュレ」と呼ばれる状態へ変化します。

苗から早めに取り外し、他の葉や茎に影響が及ばないよう対処する事が必要です。

ちなみに、よく間違えらえるのがダニによる被害です。ダニ被害は主に葉の裏が黒ずみ徐々に範囲が広がります。こういった場合はベニカなど薬剤を散布しダニを撃退しましょう。

葉焼けをさせない対策

ここまで葉焼けの原因と処置の方法をご紹介しましたが、まずは葉焼けをさせないことが一番です!ということで、ここからは私が実践している3つの対策についてご紹介します。

遮光ネットを活用する

強い日差しを遮るのが一番です。多肉植物の棚との間に空気が通るスキマを確保し、遮光率40%~60%前後の遮光ネットを張ります。

葉挿しや小さな苗は特に日差しに弱いので置く苗によって遮光率を変化させるのも方法です。ただ、水やりの加減で徒長する事もあります。一晩で乾く量の水量に調節したり、頻度を伸ばしたり調整してみてください。

扇風機を活用する

原因でお話しした通り風が大きな影響の1つとなります。ご家庭の環境によっては風が吹かない地域もある事でしょう。その場合は、扇風機を活用し風を起こします。多肉植物生産者さんはみなさん利用されています。

近くにコンセントがない場合は、充電式の扇風機もおススメです。

置き場所を変える

日中の日差しが一番の天敵です。

午前中10時頃まで日差しがあたり、それ以降日差しが強い時間帯は日陰になる場所へ置いてあげると多肉植物達にとって優しい環境になります。

さいごに

今年は例年よりも日差しが強いと実感しています。早めに遮光をしたのにも関わらずご覧の通り、大事なコレクションが焼けてしまいました。

みなさんも大切な多肉を守る対策の1つ。葉焼け対策頑張ってみて下さいね。

多肉植物youtuber&ブロガー

2015年多肉植物の魅力にとりつかれ多肉愛好家通称「タニラー」の道へ。セダム・エケベリア・普及種・韓国苗を育てた経験を活かし「小さなお庭で多肉を育てるtaniku-day」youtubeチャンネルをスタート!自宅で育てる初心者タニラーさんを中心に可愛く健康に育てるコツを発信中。2021年実店舗にて多肉植物とリメイク缶鉢の販売を開始。夢は移動販売で全国へ多肉の魅力を伝え回ること。

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