【多肉植物】どんどん増える!葉挿しの成功率を劇的にアップさせる活力剤の使い方
こんにちわ!taniku-dayのchikaです。
もうすぐ春だし、そろそろ葉挿しでもとろうかな~とウキウキしているタニラーさんも多いのではないでしょうか?
何時がいいかな?キレイにとれるかな?芽はでるかな?
小さな葉一枚から生まれる新しい芽(命)を楽しみに色々な事を思いめぐらせていることと思います。
私もそのひとりです。
今回は、ウキウキ楽しみにしている葉挿し作りがもっと楽しみになる、葉挿しの成功率をあげる活力剤の使い方のお話しです。
大事に育てた親株から1枚1枚いただく葉っぱ。できるだけ無駄にしないよう大きくしていきたいですよね。
多肉植物の葉挿しをとる前のひと手間
多肉植物を葉をとったことがある方はご存知かと思いますが、キレイにとるのってすごく難しいですよね!ピってとるだけでなく、葉と茎の付け根を優しくゆすりながらそぉーととります。
なぜ、そんな事するかというと葉と茎との接着点に成長点と言われる大事な点が付いていて、その成長点を葉へつくように剥がさなければいけないのですごく難しんです。
多肉植物の葉から芽と根がでるのはこの成長点と言われる組織。親株からとる事で刺激され発根発芽します。
この成長点を残すのがホントに難しいんです。なので、葉挿しをとる作業をする前のひと手間が成功率をあげてくれるんです。
1週間前に水やりを済ませる
親株から葉をとる時、葉の水分がパンパンの状態だと失敗しやすくなります。葉の途中でパツっと切れたり、成長点が茎に残ることが多くなります。葉をとる1週間前には水やりを済ませパツパツの状態ではない時に作業しましょう。逆に水が足りずシナシナの状態でも取りづらかったり発芽発根する体力が残っていない事があります。
下葉を少しゆすって、変に力まずに葉がとれるかチェックするといいですね。
ここからは、葉挿しの成功率をさらにあげる活力剤の使い方をご紹介します。
葉挿しの成功率を劇的にアップさせる活力剤の使い方
先ほど、発芽発根する体力のお話しを少ししましたが、小さな葉が新しい芽(命)を生み出すには体力が必要になります。
例えば
- 古い株より若い株
- 下葉より中心に近い葉
- 紅葉している葉より緑色の葉
です。年齢を重ねた株より若くてピチピチした株の方が成功率も高いし速度も早いです。また、多肉植物は中心部分から若い芽が育ちます。外側の葉は古い葉です。葉も同様に若い方が葉挿しの成功率があがります。
そして、紅葉している葉は、根詰まりや水切れ、など何かしらのストレスを感じ色づいています。観賞用にはよいですが、新しい芽(命)を育てるにはチカラが不足しています。いったん、ストレスフリーの株にしてあげると、体力が回復し葉挿しの成功率があがります。
そこで活用するのが活力剤です。活力剤は、人間でいう栄養ドリンクのようなものです。多肉植物が育つ力を助ける役割があります。肥料よりも紅葉が覚めにくく葉の色に影響が少ないのが特徴です。
ということで、葉挿しをとる前の活力剤を混ぜて水やりをするが成功率を劇的にアップさせる技です。
活力剤を使って葉挿しをとる手順
気温が15度前後になる季節に、水に活力剤を混ぜ鉢底から水がでる量水をあげます。少ないと鉢底に近い根に活力剤入りの水が届かないのでたっぷりあげましょう。気温が低すぎると、根が水を吸わないので活力剤の効力が下がります。冬でも気温が高い日を狙いましょう。
水やりをして1週間~10日後、パツパツした葉が落ち着いたころ。下葉をゆすってとれやすそうなら葉をとります。葉に張りがありすぎて取りづらい時や、何度やっても成長点が茎に残ってしまう時は数日様子をみましょう。土がしっかり乾いているかも目安になります。
左右にゆっくり動かし茎と葉の付け根を優しく外します。成長点と言われる赤いポツが葉についていたら成功です。1mm未満の小さな点で、ついてるか分かりづらい事も多々あるので、失敗かな?と思っても捨てずに一旦保管しておくといいですよ。忘れた頃に根がでてラッキーって事よくあります。
とった葉は、できるだけ暖かい場所で保管します。葉挿しが発芽発根する気温条件は15度以上。20度を超えるとさらにスピードがあがります。先日、2月に20度を超えた日に我が家の葉挿し達はいっきに発根しました。
私は土の上に置きますが、空き容器でも大丈夫です。若干湿っている方が発芽発根率が上がります。軽く蓋をしたり霧吹きで表面が濡れる程度水やりするのもいいですよ。今の時期は室内でも大丈夫。窓辺のお日様があたる場所もおすすめです。
容器で保管する場合は、発根後は種まき用の土やお花の土を敷いた鉢の上に置き、根を土に埋めるようにするとスムーズに成長してくれます。
土に置いただけだと、葉が反って根付かず成長が遅れてしまいます。ひと手間かけてあげるといいですよ。
土に置いたら、こまめに少量水やりをつづけ芽が小指の爪ほどの大きさに育ったら、鉢の半分くらいの量をあげます。春から夏にかけ多肉植物が成長する時期です。夏は蒸れの心配があがるので、水やりの回数を減らし涼しい日陰に置きます。
成長期を迎える秋になる頃には親指の爪ほどに成長します。いよいよ鉢上げです。お好みの鉢に植え替え冬の紅葉を楽しむ準備をしましょう。
さいごに
この方法はどんどん増えます(笑)置き場所がないよ~ってほど増えますのでご注意を。その際は、寄せ植えにして楽しんだりお友達にプレゼントして喜んでもらうのもいいですね。
色々な多肉を楽しんで下さいね。