「お客様がほっとできる場所にしたい」と、母から受け継いだ味を元に、手作りの美味しい食事とデザートを提供している素敵なお店をご紹介します。

場所は高知市旭町、とさでん交通路面電車「旭町3丁目駅」を下車して徒歩1分、こうち男女共同参画センター「ソーレ」１階にある喫茶店「enishi ~えにし~」。単に食事を提供するだけではなく、地域住民や来館者など、人と人とのご縁をとりもつお手伝いができる場所を目指して、6月にオープンしたばかりです。ご縁を大切にしたいとお店の名前を「enishi ~えにし~（縁）」にされています。

オープンのきっかけは、公募を知り、ずっとあたためていた夢を口にしたことで、いろんな方とご縁がつながり協力してくれる方が現れたりと、ご自身でも驚くほどのスピードで夢を叶えられたそうです。ご家族の協力もあり、ご主人も仕事が休みの日には、一緒にお店に立ち奥様を支えられています。

enishi名物の天むすは、店主のお母さんから受け継いだ貴重なレシピをベースにアレンジしながら作られています。お米は本山町産、お塩は黒潮町のものを使用し、塩加減もその日によって変えています。大葉と海苔でやさしく包んだエビの立ち姿が美しい天むすセット（￥650）は、テイクアウトもできます。（8月末までは作り置きの天むすはお休み中ですが、前日までの予約で対応していただけるようです。）インスタグラムでは、毎日、日替わりランチ（￥800）のメニューも紹介してくれています。

お母さんが作る、安心安全なおやつをイメージした素朴なケーキもおすすめです。本日のケーキは、その日にあるもので作るケーキなので「今日のケーキは何？」と覗きに来るのも楽しみの一つになります。私は大好きなキャロットケーキを食べましたが、にんじんたっぷりのやさしい味にホッとしました。

窓際から見える小さな坪庭を眺めながら、手作りの食事とデザートを味わいながら、老若男女仲良くなれて、ホッとできるスペースで、おしゃべりを愉しんでみませんか。