9月下旬になると棚田を縫うように彼岸花が群生し、赤と緑のコントラストが美しく、撮影スポットとしても人気のある、土佐山中川地区の棚田に咲く彼岸花をご紹介します。

鏡川の源流域に位置する土佐山は、高知市の中心部から車で約25分の山あいにあります。

高知市土佐山の中川地区にある温泉宿泊施設「オーベルジュ土佐山」の近くにあり、棚田には約５万本の彼岸花が咲き誇っています。

この美しい景観は、約20年前から地元住民の方が田畑や道沿いに球根を植えたり、草引きなど手を加え、彼岸花の手入れをしているおかげで保たれています。

青々とした棚田を縫うように、鮮やかな真っ赤な彼岸花が咲き誇り、緑と赤のコントラストが、訪れる人の目を楽しませてくれています。

稲が少しずつ実っていき、これからは緑から黄金色へと彩りも変化していきます。

彼岸花を農地のあぜ道に植えておくと、害虫などから農作物を守れたり、根がしっかり張る植物であぜ道を固めてくれるそうです。

獣から作物を守るため、その香りを嫌う彼岸花が植えられているそうです。

彼岸花って、田畑の景観が良い上に、農家さんにとってはメリットもある、お花のガードレールのようなものですね。

紅一点！白い彼岸花が咲いていました。彼岸花は赤いイメージですが、白や黄色など色のバラエティーも豊かです。

９月23日の秋分の日には、オーベルジュ土佐山の向かいにある「中川直売所 とんとんのお店」で、「第4回 彼岸花感謝祭」が開催されます。

トゥクトゥクで棚田に咲く彼岸花の周遊を楽しんだり、田舎寿司などの販売やイベントなどが行われます。

それ以外の日でも、地場産品の販売や食堂もあります。ぜひこの機会に土佐山中川地区を訪れてみませんか。彼岸花は9月いっぱいまで楽しめそうです。