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すべての手帳ユーザーが参考にできるアイデアが満載!ジブン手帳公式ガイドブック2022発売されます

舘神龍彦

手帳評論家・デジアナリスト・歌手

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 みなさん、そろそろ来年の手帳が気になりますよね(え、はやい?)。
 こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家の舘神龍彦(たてがみたつひこ)です。
 今回は、コクヨから発売されているジブン手帳の公式ガイドブックについてです。

ジブン手帳とは

 今年もジブン手帳公式ガイドブックが発売されます。発売日は8月31日。ユーザー、ファンには毎度おなじみのガイドブックです。
 ともあれ、このジブン手帳、知らない人もいると思います。簡単に解説しましょう。
 ジブン手帳は大手広告代理店のクリエイター・佐久間英彰氏が作った手帳です。
 その特徴はざっと以下のことです。

・方眼をベースとした記入欄
・月間ブロック+24時間の記入が可能な週間バーチカルの形式(それ以外の予定欄もあり)
・予定管理の「DIARY」アイデアメモ用の「IDEA」ポートフォリオや親族関係の記録まである「LIFE」の3分冊が基本構成
・記入用紙として裏抜け裏移りに強く薄いTHIN PAPERを採用。(BizはMIO PAPER)
・A5スリムサイズを基本にB6サイズでも展開。
・標準タイプに加え、Bizモデルも
・2021年版からは、1日一ページ構成の「DAYS」が新たに登場
・ファンコミュニティ「ジブン手帳同好会」も。

 とまあ思いつくままにあげるとざっとこういう手帳です。もちろんこれ以外の特徴もありますが、今回は書籍の紹介が目的なので割愛します。

 とくに24時間の週間バーチカル形式の予定記入欄は、登場当初はこの種の手帳としては、めずらしいものでした。また、発売当時、ライフログという考え方が流行していました。24時間バーチカルの予定記入欄はこのライフログにぴったりでした。そのため、ジブン手帳はそういう層に熱狂的に受け入れられたという側面もあります。

ガイドブックの必要性とは

 さて、手帳のガイドブックは何に役立つのでしょうか。
 そもそも手帳は、ガイドブックがなければ使えないのでしょうか。
 じっくり考えていきましょう。まず手帳にはガイドブックが必要なのかどうか。答えは、YESでありNOです。

 手帳は、「時間軸が印刷されたノートである」というのが筆者の定義です。それゆえ、時間と相性のよい、予定管理やタスク管理と言った目的と親和性が高いわけです。

 だから、とくに学習などしなくても使えるはずなのです。
 でも、「手帳が続かない」という人が多いのも事実です。年の頭には意気込んで手帳を書き始めるけれど、2週間もすれば使わなくなってしまうという人がどうやらいるらしい(手帳を続ける秘訣については、色々なところで書いたり語ったりしているので、機会を改めて書こうと思います)。

 そこでガイドブックの登場となるわけです。
 そもそも、道具はその使い方のレクチャーが必要です。それはその道具が専門的であればあるほど、そうです。
 とくに、上述のように手帳が続かない人もいます。それは、手帳という道具が、単語自体は皆知っていて、慣れ親しんでいるにもかかわらず、実はよく知られていないことも理由だと考えられます。そして実際には使い方は存在します。
 つまりなんらかのレクチャー、学習の機会が手帳という道具には必要なのです。

 また、ビジネス手帳のメートル原器たる「能率手帳普及版1」も、記入ページとは別に簡単な使い方のガイドのページが設けられています。

 そして、毎年秋になるとビジネスパーソン向けの雑誌やムックは手帳を特集します。そこに登場するユーザー個々人の使い方を、読者は自分の手帳の使い方の参考にするわけです。

記入欄のどこになにをかくのか?使い方の事例を参考にする

 そしてこの「ジブン手帳公式ガイドブック2022」もまさにそのためにあります。
 つまり手元のジブン手帳をどう書けばいいのか、どこに何を書くのか。その参考にするわけです。

 たとえば、月間と週間をどう使い分けるのか。月間にはなにをかくのか。とくに日付の横はどう使えばいいのか。月間のタスクリスト部分は全部埋めるのか埋めないのか。埋めない場合は何を書けばいいのか。

 そもそも、手帳の活用とは、予定記入欄やそこにある罫線、ドットなどをどう生かして、あるいは無視して書くか、です。スナオに書いてもいいし、無理してあわせてかかなくてもいい。
 ともあれ、すべては自由ですと言われると、逆にどうすればいいかわからない。
 ジブン手帳公式ガイドブック2022は、まさにそういう人のためにあるわけです。

ジブン手帳以外の手帳ユーザーにもオススメ

 そして、本書は、ジブン手帳以外の手帳のユーザーにも読む価値はあります。例えば上述の月間と週間の使い分けの問題。これは、この2つの予定記入欄を持つ多くの手帳のユーザーの悩みでもあります。そして、これは他の手帳のユーザーが見ても応用が利くところなわけです。それはほかの点もそうです。

 たとえば週間バーチカルの日付の下には何を書くのか。方眼をどう区切ると便利につかるのかなど、記入欄が似た手帳には応用可能なアイデアの宝庫とも言えるわけです。


製品自体のラインナップや周辺アイテムの紹介も意外と役立つ

 ある意味一番ガイドブックらしいのは、製品各種と周辺アイテムの紹介ページです。
 具体的には、ジブン手帳各種のラインナップ、すなわち「Standard」「Biz」「Lite mini」「DAYs」のそれぞれのページコンテンツ(記入例)、サイズ、色バリエーションについて詳細に紹介したページです。
 また、専用のフィルムふせんやインデックスシール、ToDo付箋、ファスナーケースや下敷きに至るまでの各種専用アイテムの紹介も見逃せません。
 これらは、きほん的には専用ではありますが、サイズが合えば他の手帳でも使えるからです。A5スリム、B6のそれぞれのサイズの手帳を使っている人はここだけでも要チェックです。

対談ページが出色の面白さ

 個人的に面白かったのは、ジブン手帳作者の佐久間英彰氏の対談ページです。
 ここでは、経営コンサルタントの小宮一慶氏、そしてムーンプランナーという手帳の作者横村友紀氏のそれぞれと、手帳をテーマに対談をしています。
 ジブン手帳公式ガイドブックは登場から5年が経過しています。そして対談は毎年恒例のページです。とくにここ数年は、手帳を作って販売している各界の人が登場しています。今回も好例企画としてページが割かれています。そしてこの小宮氏と横村氏の語っている内容がまさに好対照でした。
 それぞれの対談では、それぞれの手帳の気になったポイントなどに触れつつ進行しています。小宮氏との対談では、ビジネスパーソンにおけるライフプランや、そのための考え方に触れつつ、手帳の役割、必然性、どう活用するかなどに話が及んでいます。ビジネスパーソンとして、またコンサルタントとしての小宮氏の長い経験に裏打ちされた言葉はどれも含蓄にあふれています。

 対する横村氏との対談では、手帳好き同士のマニアックなコミュニティの空気が伝わってきました。それを象徴するのが、対談冒頭に登場したキーワード“手帳神経”です。
 横村氏によれば、運動神経と同じように手帳神経というものがあり、それが発達した人は「ムーンプランナーとジブン手帳を併用するスタイルを誰にならうでもなく、すっと取り入れている」のだとか。
 手帳神経の話はともかく(笑)、対談後半には、ライフスタイルをそれまでと変えざるを得ない現代という時代に、手帳に何ができるかというテーマを、お二人が語っていてこれもとても面白く読みました。

 惜しむらくは、ジブン手帳ユーザーにはあまり知名度が高くないであろう小宮氏のプロフィールについても紹介した方がよかったかもと言うことでしょうか。

 ともあれ、このように、ジブン手帳ユーザーはもちろん、それ以外の手帳のユーザーにも、役立ち面白い。繰り返しになりますが、小宮一慶氏、横村友紀氏両氏との対談ページは、その内容のコントラストも相まって出色の面白さだと思います。

 ジブン手帳公式ガイドブック2022は、実務教育出版から8月31日発売です。

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