Yahoo!ニュース

【はさみ】買い換えることなく使い続けられる閃光のハサ!コクヨの高級ハサミHASA-001登場

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

これが、オレの力っ・・・!

 少年漫画では、超能力に突如目覚めた主人公がこんなふうに独りごちます。
 「これがっ、オレの力っ・・・!」
 現実には、人間が、ましてや自分が超能力に目覚めることはありません。
 だからこんなモノローグが口をついてでたら、それはなかなかあぶない人ではないかと思われます。または、中二病と言われても言い返せないでしょう。

 その危険なモノローグがつい口を突いて出る経験を先日、品川でしました。

 場所は、コクヨ東京本社の「THE CAMPUS」。関係者向けの内覧会コクヨメッセでのことです。

 そのとき手にしていたのが、ハサミの「HASA-001」(以下HASAと記)でした。このHASAを使うと、厚みのあるダンボールをあまり力を入れることなく、かんたんに切れたのです。
 このHASA、コクヨがこの8月29日に発表した高級ハサミです。
 その特徴は、紙を切る圧倒的な性能です。
 かりにそれがダンボールであっても、さくさくざくざく、なんなく切れます。
 それも、覚悟をしながらハンドル部を力まかせにとじるような動作とは無縁に、です。
 ダンボールが面白いほどかんたんにカットできる。
「これがっ、オレの力っ・・・!」

 正確には、オレの力というより、このHASAシリーズの力です。
 ですがこのセリフが思わず口を突いて出てしまう。それぐらいには、驚くほどの威力があるわけです。

独自開発の各種工夫を搭載

 このHASAシリーズの特徴は以下の点です。

 まず刃です。とくにHASA-001,HASA-002は独自設計の刃で、貝印社のベトナム工場で1本ずつ仕上げられているとのこと。また、刃自体も、それ以前のモデルよりも厚みがあります。

HASA-001の刃と従来製品の刃を比べたところ。明らかに厚みがある。
HASA-001の刃と従来製品の刃を比べたところ。明らかに厚みがある。

 ハンドル部の断面にも注目です。刃の金属部がハンドル部の奥まで到達しています。つまりハンドルにかけた力が金属部を通じて刃にかかりやすくなっているのです。これはさながら高級な包丁といったところでしょうか。この指が入るハンドル部も厚みが確保されており、力が伝わりやすくなっています。

刃の金属がハンドル部の奥まで到達していて、力が伝わりやすい。
刃の金属がハンドル部の奥まで到達していて、力が伝わりやすい。

 また、カシメと呼ばれる、2本の刃の延長が交錯する部分も金属製です。

カシメ部。無骨な外観に美しさを感じる
カシメ部。無骨な外観に美しさを感じる

 そして、洗練されたデザイン。

 切れ味が悪くなったら買い換えるのではなく、持っていて満足感があり、高品質なものを選んでもらう。こういうコクヨのコンセプトがこのデザインからは伝わってきます。 

製品情報

HASA-001(強力) 2,200円
HASA-002(強力・ロング) 2,500円
HASA-003(紙・工作用) 2,200円

公式サイト 

2022年10月12日 発売予定

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は日経新聞「あとがきのあと」登場ほか、大学受験の問題に2回出題。その他『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も行う。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。自ら作詞作曲して手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。新曲「一般男性」も発表し、新知財プロジェクトも発表。人呼んで言葉のイノベーター。

舘神龍彦の最近の記事