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【選挙ログ】前回の選挙でどんな公約の候補に投票したかおぼえている?有権者ならこの際、選挙ログをとろう

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家の館神龍彦です。
 この4月、全国で県知事選、市議会選などが行われています。
 また、衆参補欠選挙が4月23日に実施される地域もあります。

 さてここで質問です。前回、選挙に行ったときに誰に投票したか覚えていますか? また、その公約などは記憶にありますでしょうか。

 私は選挙権を得て何十年かになります。そしてその間に、いけるときは逐一投票に行っています。さてでは、いつの選挙でどんな公約のどの候補に投票したのか。
 これは、ほぼまったくといいほどおぼえていません。 

 そのときどきの支持政党はなんとなくあるものの、候補者ひとりひとりの名前や、その公約などはまったくおぼえていないのです。

 これはある意味当然です。記録をしていないからです。
 記録をしなければ過去のことのほとんどは、記憶からなくなってしまいます。
 ですが、選挙はこの民主主義社会の制度的な根幹の一つです。

 そういう事柄について、そうそう簡単に忘れてしまっていいのでしょうか。

 なので、提案したいのが選挙ログです。
 いつどんな選挙で、誰に投票したのか。その人の公約はなんだったのか。
 また、当選した場合は、その公約はどうなったのか。

 こういうことを記録するために手帳を使おうではありませんか。
 ともあれ、普段のビジネス用の手帳についでに書くのもなんとなくばつが悪い。
 また、誰かに見られる可能性も皆無ではない。

 そこで、専用のバインダーを用意してそこに書いてみようと思います。
 同時に、選挙公報や各候補者のチラシを保存してみようと思います。

 ライフログがあり、旅行のログがある。
 ならば、選挙のログがあってもいいじゃないですか。
 何より選挙は、この社会を作る根幹の大切な行事です。

 そのことについて、つねに関心を持ち続けるための努力があっていいはずです。
 有権者とは単に選挙で投票をするだけでなく、その前後に関心を払ってこそ、政治に参加していることになるはずです。

 何より時間がたったときには、この選挙ログは、我々の選挙制度の貴重な証人になってくれるでしょう。

 では、どんなツールを使うのか。これはルーズリーフのバインダーがいいと思います。別の記事であらためて説明できればと思います。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は日経新聞「あとがきのあと」登場ほか、大学受験の問題に2回出題。その他『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も行う。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。自ら作詞作曲して手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。新曲「一般男性」も発表し、新知財プロジェクトも発表。人呼んで言葉のイノベーター。

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