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【手帳の考え方】ToDoリストの書き方ツール編4ToDo1つ1つを情報カード1枚に書いて処理しよう!

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 ToDoリストの書き方講座。今回は情報カードにToDoを書くケースを考えていきましょう。

情報カードとは

 情報カードは、やや厚手で小型のカードです。一般的には、『知的生産の技術』(梅棹忠夫 岩波新書)に登場する、B6サイズのカードがよく知られています。

 その使い方の基本はカード1枚につき1つの情報を記入。カードには必ずタイトル(テーマ)と日付を記入します。これを蓄積していき、カード同士の関係を見ながら発見や工夫を産み出す方法です。

 そして今回紹介するのは、それよりはふた回り小さいサイズ。75mm×125mmのカードです。情報カードには各種の罫線のタイプがありますが、ここでは方眼タイプを例に説明します。

記入面積が大きい

 今回紹介するカードだとだいたいスマートフォン(手元のiPhone12の画面よりもやや小さいぐらいでした)の画面と同じぐらいの面積があります。また、ペンで記入するので単位面積あたりの情報量はスマートフォンよりは多くなるでしょう。

 また、方眼罫でチェックボックスなどが書きやすいのもメリットです。
 そして面積が大きいので、1つのタスクについて細かく書くことができます。
 方眼罫を使って階層構造や順番を書いたり、想定所要時間を書いたりできます。 もちろん、ToDoひとつひとつの目的についてもきっちり書いておけます。
 このToDoの目的については、別の回でまとめて説明したいと思います。

並べ替えたり重ねたりできる

 ToDoを並べ替えるのも簡単です。そのことで優先順位を設定・変更することもできます。そして、他のツールにはない情報カードだけの特徴は、重ねられることです。

情報カードは重ねて保存ができる。一番上のToDoに集中する環境が作り出せる
情報カードは重ねて保存ができる。一番上のToDoに集中する環境が作り出せる

 ふせんだと並べ替えはできますが、重ねることはできません。

 そして情報カードは、裏面に糊がなく、またカードとして独立しているので重ねてまとめたりできる訳です。

 そのメリットは、例えば目前の1つのタスクに集中できることです。他のタスクが目に入ってこないので集中できます。また、気になったらカードをめくって確認したり記入したりすればいいのです。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は日経新聞「あとがきのあと」登場ほか、大学受験の問題に2回出題。その他『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も行う。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。自ら作詞作曲して手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。新曲「一般男性」も発表し、新知財プロジェクトも発表。人呼んで言葉のイノベーター。

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