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【手帳の考え方】ノートを複数の記入面の連続として考える。それってつまりどういうこと?

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 以前もノートの使い方について解説をしました。

 「ノートを複数の面の連続として考える」。今回はこのことについて、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

学生時代のノートとは違う使い方

 ノートと聞くと、どうしても学生時代の使い方を思い出すと思います。
 すなわち、先生の板書をひたすら書き写す。または特定の単元について、覚えるために書いていく。

 こういった使い方においては、ノート1冊が、情報を保存するためのひとつのまとまりとして把握されていたと思います。
 そして今回説明するのはちょっと違う考え方です。また、ノートを仕事用の記録媒体として使っている人ならば、一回は触れている考え方だと思います。

見開きの面が連続した記録媒体として捉える

 それは、ノートを、見開きの面が連続した記録媒体として捉える考え方です。
 一例を挙げれば、最初の見開きにはテーマAを、次の見開きには、テーマBを書いていくようなやり方です。
 ここでは、テーマAとテーマBは独立しています。決して内容として連続はしていません。ですが、これが1冊のノートの中に共存しているわけです。

 そして、テーマAのことは最初の見開きに、テーマBについては次の見開きに、逐次追記していくわけです。

 こうすることで、一冊のノートで複数のテーマを記録できるわけです。
 普通に綴じてあるノートの構造に手を加えることなく、考え方を変えるだけで、ノートは使い勝手が広がります。これは本当に知っているかどうかです。

 また、こういう使い方を最初から想定してあるノートも存在します。
 さらに、既存のノートにこういった使い方ができるような工夫をする方法もあります。 それについては、別の機会に解説しましょう。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は日経新聞「あとがきのあと」登場ほか、大学受験の問題に2回出題。その他『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も行う。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。自ら作詞作曲して手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。新曲「一般男性」も発表し、新知財プロジェクトも発表。人呼んで言葉のイノベーター。

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