Yahoo!ニュース

【知的生産用文具の考え方】アナログだけれどカット&ペーストができる。それがふせんなんですよ

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 ふせんのメリットについては、以前のここでいろいろと書いてきました。

 今回は、ふせんが、デジタルツールにおけるカット&ペーストみたいなことができるという点について。

 こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家・歌手の舘神龍彦(たてがみたつひこ)です。

 ふせんは、ふだんはメモ代わりに使ったり、伝言用に使ったりしていると思います。

 そして、たとえば情報カード代わりにもなる訳ですね。とくにやや大きめな75mm四方のものを使うと、それが簡単にできます。よくブレーンストーミングなどで使われるのはこのタイプですね。

文章の構成を変更する

 そして、今回紹介するのは、75mm×25mmのふせんの使い方です。

 たとえば、文章の構成をこんなふうに書き出したとします。節ごとに1枚のふせんを使います。

 そして節を入れ替えたいと考えたとしましょう。
 するとかんたんにこんなふうにできるわけです。

 これがもし1枚の紙の上に書いた構成だったらこうはいきません。
 パソコンのワープロソフトやエディター、あるいはアウトラインプロセッサならば、同じ事は簡単にできます。

 そして、簡易的ながら、こういうカット&ペーストみたいなことを実現できるのが、ふせんのよさなのです。

情報カードの考え方の応用

 これは情報カードの考え方の応用です。情報カードでは、1枚に1つの情報を書きます。 これを蓄積し、組み替えることで、新しいアイデアの創出に役立てるわけです。

 この考え方はふせんに応用できます。

 今回のやり方は構成の変更です。そして、これも情報カードに関する考え方が元になっています。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は日経新聞「あとがきのあと」登場ほか、大学受験の問題に2回出題。その他『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も行う。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。自ら作詞作曲して手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。新曲「一般男性」も発表し、新知財プロジェクトも発表。人呼んで言葉のイノベーター。

舘神龍彦の最近の記事