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クリップボードも進化している!片手でオープン&ロックできるA-977U-23(LIHIT LAB.)

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 クリップボード使ってますか?

 クリップボードに縁のある人は、特定の職業の限られた人たちのような気もします。 たとえば、イベント会場とか街中とかでアンケートとってる人とかですね。

 私は先日必要があってとあるものを施工。このクリップボードを現場に持参。納品書兼請求書を挟んで、クライアントにサインをしていただきました。

 で、このときにつかったのが、今回紹介するA-977U-23(LIHIT LAB.)です。

 何気なく手に取ったつもりなのですが、いろいろな工夫が随所にあります。では以下に紹介していきましょう。


片手でオープン&ロックできるクリップ部

 まず最初に見るべきは、上部のクリップですね。この部分がなんと片手で開閉できるんです。開くときは上部を開きます。このとき、下に押しきると開いた状態が固定されます。同時に、クリップ部中央の解除レバーが跳ね上がった状態になります。 

クリップ部。開いたままの状態を固定できる。
クリップ部。開いたままの状態を固定できる。

 閉じるときは、この解除レバーを下に押します。
 するともとのように閉じられるのです。

 それまで自分が知っていたクリップボードは、閉じた状態が普通でした。開きっぱなしできるタイプは知らなかったので、これはかなり便利だと感じました。

 たとえば、頻繁に開閉するようなケース、また、記入用というよりは、資料のようなものをここに挟んで配るような場合は、この機構はとても役立つでしょう。

ペンホルダーをはじめ各部に工夫

本体左側には、堤防のようなサイドストッパーがあり、左端を基準に紙がぴったり揃えられる
本体左側には、堤防のようなサイドストッパーがあり、左端を基準に紙がぴったり揃えられる

 紙を挟む部分の左側には、「サイドストッパー」があります。
 ここに紙の左辺を当てることで、紙がきれいに揃います。

 右側には、5mmピッチのメモリがあります。サイドストッパーに三角定規を当て、このメモリを目安にすれば、5mmごとに平行な線がひけるのです。

5mmピッチのメモリ。本体中央はエンボス加工で紙がすべりにくい。
5mmピッチのメモリ。本体中央はエンボス加工で紙がすべりにくい。

 また、本体の表面は特殊エンボス加工がなされています。ちょっとざらざらしているのです。このことで、紙がずれにくく、また紙がないときも不用意に光の反射はありませ。。

 右上にはペンホルダーがあります。ここには7.5mm~11mmのペンがホールドできます。ペンの本体を挟むのがふつうですが、クリップ部を引っかける使い方もできそうです。

ペンホルダーとジョイント・ビット
ペンホルダーとジョイント・ビット

 そのとなりには、オプションパーツのペンキーパーをセットできる「ジョイント・ビット」という凸部があります。
 とまあこのように、工夫がもりもりの「A-977U-23」。もしクリップボードが必要になったらぜひ選択肢に入れて欲しい製品です。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は日経新聞「あとがきのあと」登場ほか、大学受験の問題に2回出題。その他『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も行う。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。自ら作詞作曲して手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。新曲「一般男性」も発表し、新知財プロジェクトも発表。人呼んで言葉のイノベーター。

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