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【ダイソー】意外と本格的!?330円の手帳はレフト式で方眼!その気ならメインの手帳として使えるかも?

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 前回のセリアの手帳に続いて、今回はダイソーの手帳をチェックしてみたいと思います。今回の製品の価格は330円。100円ショップでも最近は100円の枠にこだわらないアイテムがあるわけです。これもその一つだと言えます。さっそく細部を見てみましょう。

カバー付きでしっかりした作り

 今回の手帳は、まず月間ブロック+週間レフト式の予定記入欄を持っています。
 主なスペックとしては、以下になります。

期間
月 2023年10月~2024年12月まで(15ヶ月)
週 2024年1月1日~2025年1月5日まで

掲載事項 元号はなし
月 六曜 国民の祝日
週 六曜 国民の祝日 

ノートページ 4ページ(方眼)

時間軸
週:なし。ただし方眼ベース

その他記入欄
2024年 年間予定表

価格は330円

 外見的な注目点はカバー付きであることです。さすがに330円だけあり、これで1年間は使えそうです。

方眼ベースの記入欄に注目

 特筆すべきは、この手帳が月間、週間とも方眼ベースであることでしょう。
 このことでこの手帳は、普遍的な応用度の高さを獲得していると言えます。
 たとえば、月間であれば、複数日にわたる予定を書くときに線を引きやすい。また、欄外にタスクを書くときもチェックボックスを作りやすいといったメリットが考えられます。

 週間欄の場合、この方眼部分に時間軸を設定して予定管理することも出来そうです。 具体的には方眼は5mm方眼です。これが13cmあります。午前8時から1cm=1時間で時間軸を設定するとちょうど午後7時までになります。

 これなら仕事の時間を十分カバーできます。また予定を方眼の横の線にそって引くことで予定もわかりやすくかけそうです。さらに夜7時以降の予定は、右のメモページに時間軸を延長して書くこともできそうです。

15項目の年間予定表も

 巻頭の見開きには15項目の年間予定表もあります。これも、330円という価格からは想像できないものでした。欄外は、これまた方眼のメモスペースになっています。

きっちり使えば1冊目としてもいける!?

 前回のセリアのものとは違い、今回のアイテムの価格は330円です。
 それだけにカバー付きでもあり、また内容もしっかりしていました。なにより、方眼のペースなので予定やメモ、タスクなどが書きやすいのが非常に期待させます。

 ひょっとしたらこれをメインの手帳に据えてもいいかも。記入していないので、書き味や裏抜けなどは評価できませんが、それでも方眼がやる気にさせる感じがあります。
 個人のポートフォリオとか、目標記入欄こそないものの、予定管理用ツールとしては十分だと思える記入欄の構成だと思います。

 

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は日経新聞「あとがきのあと」登場ほか、大学受験の問題に2回出題。その他『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も行う。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。自ら作詞作曲して手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。新曲「一般男性」も発表し、新知財プロジェクトも発表。人呼んで言葉のイノベーター。

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